創造神に鍛えられた聖剣ヴァレンダール。
彼は二度も勇者と共に災厄級魔獣を倒した伝説の聖剣だった。
だが、彼は二度も権力と欲望に墜ちた勇者を殺している。
自らの残酷な使命に絶望するヴァレンダール。
そして、彼の残酷な使命は続く……
当代の勇者候補であったカレンは心は歪んでおり、勇者になる前に一線を越えようとする。彼は使命の呪いと共に彼女と一緒に死ぬことを選ぼうとするが……
何と創造神の介入でカレンの魂に別の魂が!? しかもかなりの天然少女が!?
彼女の名前はリンカ。両親を早くに亡くし、義母と義妹に毒殺された可哀想な子。
ヴァレンダールは決意する。自らが勇者となってこの子を守り、育てると。
リンカを連れて、旅に出たヴァレンダール。
しかし、二人の旅路はまだまだ前途多難。
おまけに、今回の災厄級魔獣は――
聖剣が勇者になって戦うという少し変わったファンタジー作品。
ヴァレンダールとリンカとの二人のやりとりも何度かクスっとする場面も!
また、死んだはずのリンカの肉体で復活したカレンsideのお話もとても面白いです!
是非、皆さんも一度。読んで見てください。
災厄級の魔獣に対抗するため、創造神が作り出した至宝・聖剣ヴァレンダール。
過去のトラウマで、すっかり人間嫌いになってしまった彼の次の主人は、当代の勇者候補・カレン。しかし、彼女の魂はあまりにも歪み切っていました。
絶望したヴァレンダールは、勇者・カレンを殺して、自らも底なし沼に身を投げ出そうとしますが……
突然の、創造神の落雷!
勇者の体に、別人の魂が召喚!
勇者の体に、汚れを知らぬ純真無垢な魂(凜香)が宿ったことで、ヴァレンダールは新たな勇者・凜香と共に、世界を救う旅に出発します。
ただし、世間知らずな凜香を守り育てるため、自らが勇者となって矢面に立つことを決断。
異世界転生にチート能力にと、テンション爆上がりなオタク気質の凜香さんのはしゃぎっぷりが、とても可愛くて面白い作品です。
間話の『入れ替わりで日本へ飛ばされたカレン』サイドのお話も、スカッと爽快な気分になれてとても面白いです♪
ぜひ、ご一読を!!
辺境の村・ベルガーの高台に、悠久を見守る大楡が立っている。
その根元に眠るのは、人の姿を借りた聖剣・ヴァレンダール。
彼は使命を帯びていた――選ばれし勇者と共に戦い、もしもその魂が道を踏み外せば、自らの手で葬り去るという宿命を。
そして今、新たなる「勇者候補」が村に誕生する。
名はカレン・バーラル。
清楚で優雅な美少女として村人に愛される彼女の裏には、あまりに冷酷な悪意と支配欲が潜んでいた。
やがて訪れる、転機。
命を落とすはずだったカレンの身体に――
現代日本から来た、異なる魂が宿る。
これは、「選ばれし力」と「選ばれなかった魂」が出会い、交わり、運命に抗う物語。
勇者に仕える存在であるはずの聖剣が、これまでの勇者たちの末路に絶望し、ついには「自分が勇者になる」という選択をする――そんな逆転の発想から始まるファンタジーです。
しかもその相棒は、異世界から転移してきた、戦闘知識ゼロの(元)病弱お嬢様(ただし体は勇者スペック)。この時点で、物語の構図がすでにとても楽しい。
物語はまず、聖剣ヴァレンダールがどんな存在で、なぜ勇者というものに絶望しているのかを、かなり重たいトーンで描くところから始まります。
……が、あるところから物語は、重苦しい運命譚から一転して、「噛み合っているようで噛み合っていない二人旅」の物語へと姿を変えます。
ヒロインは、世界の常識も戦い方も知らない素人。それでいて妙に前向きで、なかなか折れない。
そんな場違いな明るさが、重くなりがちな世界観をいい意味で壊してくれます。
読んでいるうちに、最初はヴァレンダールに肩入れしていたはずなのに、いつの間にか「この子、頑張ってほしい……!」と、ヒロインの方を応援している自分に気づきました。
主人公とヒロインをはじめ、登場人物(人外も含めて)たちが魅力的で、こんな風に感情移入しながら読めるのも、この作品の大きな魅力だと思います。
長々と書いてしまいましたが、少しでも作品の魅力が伝わっていたら嬉しいです。
主人公の聖剣ヴァレンダールは、剣にも人にもなれる最強存在……なのですが、メンタルはわりと擦り切れ気味。
そんなヴァレンダールが「もう勇者を殺したくないから自分が勇者になる」という発想に至る導入から、一気に引き込まれました。
病弱なお嬢様転移少女・凛香は、中身はオタク気質なのに外見と身体能力がチート級というギャップが楽しく、杖一振りで魔獣を吹き飛ばす爽快感も抜群。
過去に悪役だったカレンのスキルや因縁も物語にうまく絡み、重くなりすぎずテンポ良く進みます。
設定盛り盛りなのに読みやすく、キャラの掛け合いとバトルを素直に楽しめる王道異世界ファンタジー。
まだ拝読の途中ではありますが、今後の展開に期待しかありません。
聖剣ヴァレンダールは悩んでいた。彼が仕えるはずの勇者候補カレンがあまりにも傍若無人だったためだ。
だがある日、カレンは沼に落ちて死亡……と思いきや、その体に凛香という少女の魂が宿って……?
人間の姿になれる聖剣ヴァレンダールと、そんなヴァレンダールを大好きになってしまう凛香。二人の旅が始まる!
シリアスとコメディの絶妙なバランス、ぶっ飛んだ魅力的なキャラクターなど、本作の面白いポイントはいろいろあるが、特に変わったところがカレンの存在。
勇者とは程遠い性格の悪さで、真っ先に読者に嫌われるキャラだろう。
ただ、彼女はあっさり死んで終わるキャラではない。実はカレンには、まだ役割が残っているのだ。
単純な勧善懲悪とはまた異なる、いろいろありすぎなキャラが織りなす物語。
どんな人間だって(人間でなくたって)、さまざまな面を持っている。だからこそ深みが出て面白い。
個性豊かな面々の思惑が絡まって、どこに進んで行くのか実に楽しみな本作。
あなたもぜひ、この旅を一緒に楽しんでほしい。