作者は、恐怖やホラーとは、時に「自分が体験したくないもの」だということをうまく描いています。物語は少し短めですが、とても興味深かったです。状況が少しずつ悪化していく描写がとても良かったと思います。謎? 病気?もし自分の周囲の世界から色が失われていくのを目の当たりにしたら…間違いなく怖くなりますね!とてもインスピレーションを感じるアイデアでした。
ある日を境に主人公の世界から段々と色が失われて行くというお話です。徐々に色を失っていくことに対する主人公の恐怖が伝わって来て、読んでいてとても怖くなりました。
曖昧な結末が想像力を刺激する短編。日常の風景が徐々に変貌していく様子が怖いです。