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「ねぇ、うさぎ！地球って、すっごく美しいところなんだって！」

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「かぐや！そうらしいねー！

でも、とっても不便らしいね」

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「うさぎも、昨日のmoonTube見た!?」

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「見た見た！地球の子供たちを、タスケルと良いって言ってたね。

でも……かぐやータスケルって何かな？！」

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「あたし知ってるよーー！サンタみたいにするんだよ」

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「えぇ！なにそれ！すごい！」

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月の住人である、かぐやとうさぎは

moonTubeで見た地球の子供たちの話に

興味津々です。

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子供たちは、とても不便らしいのです。

月の住人も不便なときがあります。

しかし、それを『便利』に変えて楽しんでいます。

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「地球では、多くの大人がコンランするので

子供たちは不便でタイヘン！カナシイだ！」

とmoonTuberは、素敵な笑顔で話していました。

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「あたしも、サンタみたいにプレゼントしたいよ！」

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「ね！僕もしたいよ！」

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「なにをあげようか？？？」

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たくさん考えました。

普段はあまりしないことです。

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うさぎは『おまんじゅうをあげたらいいのでは？』と思い付きました。

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月といえば、おまんじゅうですものね！

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それからというもの

かぐやとうさぎは、おまんじゅうを沢山作ることに専念しました。

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ペッタン！ペッタン！

ペッタン！ペッタン！

（そう月の中によく見るアレです）

新着動画の通知がくるときだけ

手を休めました。

ペッタン！ペッタン！

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かぐやは、そこに月の魔法を大さじ1加えました。

キラキラ光る〜♪

お月さまの魔法〜♪

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かぐやは、歌うことが大好きです。

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うさぎは、盛り上がってきて

杵をひっくり返して、マイクにしました。

うさぎが口パクなのは音痴だからなのですが………

そんなことはどうでもいいのです。

かぐやの歌声は可愛くて素敵なのです。

真似したいのです。

おまんじゅうには、誰でも幸せな気分になれる大さじ１の魔法がかかりました。

キラキラつやつやのおまんじゅうです。

サンタみたいに色々な色の箱に、丁寧に詰めました。

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エッサ

ホイサと

リボンをかけて

地球のタイヘンな子供たちに届けよう！

タスケルのだ！

「あたしたちサンタみたいだわ！」

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「そうだね！かぐや！声が聴こえる気がするよ！フォッフォッフォッ！」

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さぁ　いざ　地球へ！

出発だ！

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