第45話

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🎭未明の劇場・第4幕


《仮面舞踏会(マスカレイド)の間》

~仮面の愛と服とスイーツと~



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静寂のカーテンが開く。

ふわりと香るバニラと紅茶の香り。

主人公の前に広がるのは、

光るシャンデリア、揺れるドレス、仮面の貴族たち――


そう、ここは“仮面舞踏会の間”。


だが舞踏ではなく、

主役は――主人公だった。



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🕺仮面舞踏会の1人(フリルと羽根のついたスーツ)


「君が……噂の“配信者”か」

「僕は見ていた。あの巫女服。あの狼スライムとの日々。あの胸元タッチ」

「だから……持ってきたんだ」


そう言って、

差し出されたのは――


👗可愛ちゃら服(フリル付きピンクパーカー+白いスカート)


🕺仮面舞踏会の1人「これ着て。君なら、もっと可愛いから。」


👦主人公「え、いやいやいや……なんで……っていうか……」


📢コメント:


> 「おい待て」

「逃げろ主人公」

「フリルからは逃げられないのか?」

「流されるな!!」←コメントトップ




主人公の手はピンクパーカーの袖に触れかける。

でも――


👦主人公「……ッ! 着そうになった!あっぶな!」



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🍎第二の仮面舞踏会者(優雅な金の仮面)


「おや、緊張してるのかな?ほら、アップルパイだよ。オレンジティーもどうぞ」


👦主人公「え?……あ、これ、すごいいい匂い……いただきます」


📢コメント:


> 「ちょろい」

「紅茶で釣られるな」

「そこまではセーフ(服を着なければ)」




🍎仮面舞踏会者(にっこり) 「それでね。食べ終わったら……これ、着てね」


👗差し出されたのは――

黒と赤の超フリフリゴスロリ服(ガーター付き)


👦主人公「食べたり飲んだりするけど、それは着ない!!」

👦「あとこれ完全に女性向けだよな!?俺、男だよな!?」


📢コメント爆発:


> 「よく言った!」

「おおおおお主人公正気保った!」

「そのまま君でいてくれ」

「でも一回だけ着てくれても……」←裏切り者現る





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