カクヨム短歌賞10首部門応募作品【初心短歌集〜四季の桜〜】

カズマッチ

【人と時代の桜の木】

【第一首 春の桜】


花吹雪眺め感じる四季の門見えたりますは甘美な景色


【第二首 夏の桜】


葉桜や花弁無くともそこにあり常に見せるは風光明媚


【第三首 秋の桜】


枯れ桜春の姿は何処へとけれども紅く強くありけり


【第四首 冬の桜】


冬桜雪が積もれど隠れずにそこに映るは武士のよう也


【第五首 最後に一目】


戦前最後見ようと思ひ出を必ず帰ると桜に誓う


【第六首 忘れぬ心】


血に濡れて争い続け飲まれても桜吹雪に心忘れず


【第七首 年月過ぎて】


分からぬな幾年経ったか我が身体花と散りゆく時間と共に


【第八首 芯なる心】


人々に映る桜は変わらずと心済まして感じる優美


【第九首 見守る者】


木の下で心結ばれ恋人に桜の下で淡い幸せ


【第十首 現代もこれからも】


今も尚受け継がれるは歴史の美依然聞こえる桜の語り

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カクヨム短歌賞10首部門応募作品【初心短歌集〜四季の桜〜】 カズマッチ @kazumatthi

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