140字で綴る百合

砂鳥はと子

「おはよう」と声をかけて隣りを見れば、まだ寝ぼけた貴女が、「寒い」と言ってくっついてくる。


柔らかな温もりに触れて、このままこの時間がずっと続けばいいのにと祈る。


けたたましく鳴る目覚ましを止めて、二人で寝床を抜け出した。


今日も私たちの一日が始まる。

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