荒廃した世界、街と街を隔てる人の住めない地・アウトランドをバイクで駆けるひとりの少女、ヒナ。
彼女は亡き父と同じ配達人(クーリエ)として訳ありの荷物を運んでいます。
ポストアポカリプスらしく権力を持つ者が人を飼い慣らすような世の中で、父譲りの信念を持ってある時は真実を探り、ある時は街の膿を出す。そんなヒナの姿がとにかくかっこいい。ヒナ自身は決して派手ではなく、むしろ無口でおとなしいのですが、そんな彼女がバイクを操り拳銃で戦うというギャップがとても好きです。
ひとり孤独に配達人として活動するヒナですが、荷物同様訳ありな依頼人や協力者との出会いもまた魅力的。それがまた亡き父が繋いでくれた縁というのがじんと来ます。
バイクや銃撃戦はありつつも、作品全体の雰囲気は静かで落ち着いている点も好印象です。