生きた記録

さくや

空虚

 ベッドの上で動かずにいる。


そんな時にも時計の針を進み続ける。


それが限りなく残酷に感じる。


人なんて大嫌いだし、そもそも僕は人間以下だから人と話す能力をも持ち合わせてない。


僕は自分が嫌いだ、愛されたいという欲求だけはいっちょ前なところも含めて。


僕は技術も感性も優しさも持ち合わせていない。


でも誰かに覚えてもらえずに死んでいくのがただただ嫌だ。


でもそれを免れるための実力も時間も持っていない。


ああ、空しい。


独りが怖い。



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