身近なんだけどスケールがおっきい! その感じがとてもワクワクしました。
フリマで買った鏡。その鏡はなんと「ブラックホール」となっており、様々なものを吸いこんでしまうことに。
そして、主人公は鏡の中の世界に迷い込んでしまいます。
出口はどこか? この空間はなんなのか。
そこにあるのは、「宇宙の神秘」と言う言葉。
ブラックホールというと、遠い遠い場所にある話に思えます。でも、それが実は「ちょっとした身近なところ」と繋がっているという。
そして、科学で解明しきれていない「未知の領域」へと踏み込むことに。
まさにトワイライトゾーン! 思わぬスケールの大きな「未知」と関わることになり、既存の常識が通用しない感に苛まれる。冒険している感もあって胸が躍ります。
果たして、彼女の運命は? 現代の科学で提唱されている「理論」はどこまで信用できるのか。
様々な想像力を刺激される物語でした。
或る時、何の気なしにフリマで買った
中古の鏡。何の変哲もない鏡に映る宇宙の
神秘…。
何もない暗黒の世界の中で
見つけた 彼女 は、嘗ては恐ろしい程
巨大な質量を持っていた朱い星だった。
超新星爆発の後に残った星屑を集めて
幽けく光る。
表面からの光は赤方偏移を受けるから、
裏面からの光が曲げられて届いたりもする
だから、見つけられた。
鏡の中は暗黒の宇宙。時間も空間も理屈の
範囲で半永久的に拡がって行く。
抗う事は出来ずに惹き寄せられる。
合せ鏡の、その奥にある 神秘 を
語るのはまだまだ先になるだろうか。
もう、見つける事は出来ないけれども
私は征く。
惹き寄せられる。
彼女の 名 は。