休日(夏)
夏の朝 ゆっくり起きて 顔洗い パンにバターを 塗ろうとさじを
ベッドから 這い出る勇気 持たずして 小一時間たち 腹の音なりし
ネイル見て グラデのトーンも 伸びし爪 予約入れつつ 駅へと向かい
駅へつき 電車の遅延 あせりつつ “少しだけなら お待ちしますよ”
お爪屋さん 到着しては チャイム押し “ギリギリですね どうぞ中へ”
グラデの爪 かわいく仕上がり 笑み浮かべ 谷根千歩き 何食べる?
ご飯屋さん スイーツ屋さんも いい感じ 少し迷いつつ グーグルマップ見て
よし決めた 夕焼けだんだん 坂降りて 角の駄菓子屋 豚焼きおいし
炎天下 長蛇の列の
ラムネ飲み 喉鳴らしつつ 心地よく 真夏の太陽 入道雲
時間来て 長蛇の列に 並び直し あと少しで 憧れの味
やっと来た 自分の順だ 席座り
かき氷 冷えし体を 温めし カフェラテの苦味 口に広がれり
店を出て 夕陽背にして 向かいしは 猫の駅舎 にゃっぽり駅長
山手線 たたんたたたん 揺れながら いつ降りるかは なんとなくにして
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