第2話 自主企画『比喩表現』参加作品

すると、ホウクウドの顔を繁々と眺めていたルーシーから、思い悩むホウクウドの心の内とパンツの中身を直撃するかの如く、ご提案が。


「辛そうですね。 

良かったら、あたし…… ”特殊マッサージ” をしてあげましょうか?」


見上げるルーシーの子犬の様な瞳に、引きつるホウクウドの顔が映っている。


”と、と、と、特殊…… マッサー????”


思えば数週間前、草木も眠る丑三つ時、街の灯りがとても綺麗な某駅前で

始発待ちをしていたホウクウドの傍に来て、 「30分、3000円で、 ”マッサージ” するヨ?」と、怪しい日本語で尋ねてきた婆ぁ、いやお姉さん。

その後、逃げるホウクウドを300m近く追いかけてきた、あの テケテケ の様なお姉さんならいざ知らず。現役女子高生からの大胆なご提案。これを断るはずが無い!


『思い出のかたち』『思い出のかたちー薄味ー』




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