「金曜日」が、どこかおかしい。そんな、日常の綻びに気づいてしまった瞬間のゾクゾクする感覚。こういう、足場が失われていくような不気味な感覚のミステリー、とても大好きです!昨日書いた日記が消え、下駄箱の靴が消え、図書室の蔵書リストさえも書き換えられる。物語が進むにつれて「金曜日」が単なる曜日の名前ではなく、「誰かに管理された、出口のない実験場」へと変わっていく構成の鮮やかさに、ページをめくる指が止まりませんでした。