レントゲン室への旅
レントゲンを取るらしく看護師さんに連れられてレントゲン室までお散歩。
歩けるしお散歩許可はもらえているのでなるべく普通に歩けて見えるようにスッスと歩く。
病室は3階。レントゲン室は外来のある1階。
約50m歩いてエレベーターへ、降りてまた50mくらい歩いてレントゲン室へ。
少々お待ち下さいのベンチに座った途端に姿勢が保てず壁によりかかり体を丸め深呼吸モードに。
直ぐに呼んでもらえた神業の技師さんのおかけでレントゲン自体はすぐに終わったけどフラフラ。
看護師さんが車椅子を持ってきてくれて病室まで運んでくれた。
疲れやすすぎやしないか。
ベッドに泥のように沈み込んで身体は動かないしまぶたも閉じがちだ。
ぐったりしていたら理学療法士さんがリハビリに来てくれたけど
「レントゲンに行ったら疲れてしまいました」とだけ伝えてあとはぐったり朦朧のまま全身をマッサージしてほぐしてもらった。運動どころじゃない。
そうしていたら上にも書いた主治医的さんの回診があって最悪にでろでろの姿を晒してしまった。受け答えも朦朧としていたと思う。
ステロイドでの喘息治療はスピードが勝負。
ガッ!と強く効かせて症状を抑え込めたら、本来体内でステロイドを放出している副腎皮質にバレないようにステロイド量を減らしていくものだ。期間にしては点滴は数日で投薬に切り替えても7日や10日の話。
それをワガママを言って入院もせず、動き続け、心身ともにぶっ壊しながら半年以上も繰り返してしまったために増悪が進んでいたらしい。
ぼくが無駄に元気に振る舞う性質があるせいで気が付かれていなかったようだけど、今日のですっかり露見してしまった。
隠しているつもりはなかったのだけどようやく本来の体調が主治医さんに伝わったのだろう。
事実で現状なのでちょうど見てもらえてラッキーだった。
適当に治して家に帰っても使い物にならなくては家族の負担が増えるだけだし、また増悪してしまっては入院の意味もない。
あせらずちゃんと治させてもらうことにする。
どうやら退院は伸びそうだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます