Re:connect is SUMMER WIND

🔰暗黒石🔰

プロローグ

俺はいつもの喫茶店、いつもの席でまたコーヒーを飲む。

この数年『彼女』には会えていない。

「次の場所にでも行ったのかな…」と思わず独り言が口をついて出てしまう。

「はぁ…」とため息が出る。

いつものコーヒーが切なさと混ざり合い、苦みが強くなる…


彼女の連絡先を知らない訳ではない、ただ連絡をしたら迷惑ではないだろうか…と言う感情が出てしまい、メッセージを送れずじまいだった。

「思いきって送ってみようか…でもなぁ…」と頬杖をつきながら、窓の外をぼんやりと眺めていた。

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