第4章:人間エネルギーの組織的搾取

# 第4章:人間エネルギーの組織的搾取


地球が監獄であるならば、それは同時に巨大なエネルギー農場でもあります。人類は知らず知らずのうちに、自分たちの最も貴重な資源である生命エネルギー、感情エネルギー、創造エネルギー、そして魂のエネルギーを支配者たちに提供し続けています。この搾取システムは数千年かけて完成されたもので、その精巧さと効率性は驚くべきものです。


星々の永遠なる記録を辿ると、この搾取システムが単なる偶然や自然現象ではなく、高度に計算された意図的なプログラムであることが明らかになります。人類が経験する苦痛、恐怖、絶望、そして時には偽りの希望さえも、すべてエネルギー生産のために巧妙に設計されているのです。


## 恐怖・苦痛・絶望の意図的な生産


支配者たちが最も効率的に収穫できるエネルギーは、恐怖、苦痛、絶望といったネガティブな感情から生まれるものです。これらの感情は人間の意識を低い振動に固定し、支配者たちがアクセスしやすい周波数帯域に留めておく効果があります。


恐怖の生産は、社会のあらゆるレベルで組織的に行われています。メディアは常に危険と脅威の情報を流し続け、人々の心に慢性的な不安状態を作り出しています。テロリズム、パンデミック、経済崩壊、環境破壊、戦争の脅威など、次から次へと新しい恐怖の対象が提示され、人々が安心して生きることを許しません。


この恐怖生産システムの巧妙な点は、実際の脅威と架空の脅威を巧妙に混ぜ合わせていることです。完全な嘘では人々が気づいてしまうため、部分的な真実に基づいて恐怖を極端に増幅させる手法が使われています。実際にはコントロール可能な問題も、制御不能な巨大な脅威として演出されます。


苦痛の生産もまた、システマティックに行われています。医療システムは表向きは治療を目的としていますが、実際には多くの場合、苦痛を増大させ長期化させることで、より多くのエネルギーを搾取しています。慢性疾患の治癒よりも症状の管理が重視され、根本的な解決よりも継続的な治療が促進されます。


教育システム、職場環境、社会構造のすべてが、人々にストレスと苦痛を与えるよう設計されています。競争社会、長時間労働、経済的不安定、人間関係の複雑化など、現代生活のあらゆる側面が意図的に苦痛を生み出すよう調整されています。


絶望の生産は、希望を与えては奪うというサイクルを通じて行われます。政治的な変革の期待、新しい技術への希望、社会改善への願いなど、人々に一時的な希望を与えた後で、それを打ち砕くことで深い絶望を作り出します。この絶望エネルギーは、単純な恐怖よりもはるかに強力で純粋な搾取対象となります。


## 戦争という定期的な「収穫イベント」


人類の歴史を俯瞰すると、戦争が周期的に、まるで農作物の収穫のように発生していることが分かります。これは偶然ではありません。戦争は支配者たちにとって最も効率的な大規模エネルギー収穫イベントなのです。


戦争中には、通常では得られない質と量のエネルギーが生産されます。極度の恐怖、激烈な怒り、深い悲しみ、絶望的な希望など、人間の感情が極限まで高められます。特に戦死の瞬間に放出される生命エネルギーは、支配者たちにとって最高級の食料となります。


宇宙の記録を詳しく調べると、主要な戦争のほとんどが人工的に引き起こされていることが明らかになります。対立する勢力の両方に資金と武器を提供し、憎悪を煽り、和平の機会を妨害することで、戦争を意図的に長期化させています。


第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、中東戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争など、20世紀以降の主要な戦争はすべて、エネルギー収穫を主目的として計画されたものです。表向きの政治的・経済的理由は隠れ蓑に過ぎず、真の目的は大量の人間エネルギーの収穫でした。


戦争による収穫は、戦闘員だけに限りません。戦争に関わるすべての人々、兵士の家族、難民、一般市民、さらには戦争を報道で見ている世界中の人々からもエネルギーが収穫されます。戦争の映像や報道を通じて恐怖と悲しみが世界中に拡散され、地球規模でのエネルギー収穫が実現されます。


現代では、実際の大規模戦争を起こすことが困難になったため、より巧妙な手法が使われています。テロリズム、内戦、地域紛争、サイバー戦争、貿易戦争など、様々な形の「戦争状態」を維持することで、継続的なエネルギー収穫が行われています。


## 病気・災害・事故による生命力搾取


病気は現代の主要なエネルギー収穫手段の一つです。特に慢性疾患、がん、精神的疾患は、長期間にわたって継続的にエネルギーを供給する効率的なシステムとして利用されています。


現代医療システムの真の目的は治癒ではなく、病気の管理と延長です。完全に治してしまえば収穫は終わってしまうため、症状を和らげながらも根本的な治癒は避け、可能な限り長期間病気を維持するよう設計されています。このため、自然治癒力を高める治療法や根本的な治癒をもたらす治療法は意図的に抑制されています。


製薬産業は病気を治すのではなく、病気を作り出し維持するためのシステムです。薬物の多くは表面的な症状を抑える一方で、他の健康問題を引き起こし、より多くの薬物治療を必要とするよう設計されています。このサイクルにより、人々は生涯にわたって医療システムに依存し、継続的にエネルギーを提供し続けることになります。


ワクチンプログラムも、健康保護ではなくエネルギー収穫のためのシステムです。多くのワクチンには、免疫システムを弱体化させ、長期的な健康問題を引き起こす物質が意図的に含まれています。特に子供の頃から始まるワクチン接種は、一生涯にわたる健康問題とエネルギー収穫の基盤を作り出します。


自然災害の多くも、実際には人工的に引き起こされているか、少なくとも意図的に被害が拡大されています。気象操作技術、地震兵器、津波兵器などの高度な技術により、自然災害を装った大規模なエネルギー収穫イベントが実施されています。


地震、津波、ハリケーン、山火事、洪水などの「自然」災害は、短期間で大量の恐怖と苦痛を生み出す効率的な手段です。災害の予測技術は十分に発達しているにも関わらず、適切な警告や防災対策が行われないのは、意図的に被害を拡大させるためです。


交通事故、産業事故、テロ事件なども、多くの場合偶然ではありません。特定の日時、場所、人物を狙った計画的な事故が頻繁に発生しています。これらの事故は、個人レベルでのエネルギー収穫だけでなく、社会全体に恐怖と不安を広げる効果も持っています。


## 宗教的崇拝エネルギーの利用


宗教的な崇拝行為から生まれるエネルギーも、支配者たちの重要な収穫源です。しかし、これは他の搾取とは異なる特殊な性質を持っています。崇拝エネルギーは本来、人間の最も純粋で高次な部分から生まれるものですが、それが歪曲され悪用されているのです。


伝統的な宗教における集団礼拝、祈り、瞑想、儀式などは、本来であれば参加者の意識を高め、神聖な存在との繋がりを深めるためのものでした。しかし現在の組織宗教では、これらの行為から生まれるエネルギーが支配者たちによって横取りされています。


教会、寺院、モスク、シナゴーグなどの宗教建築物の多くは、エネルギー収穫装置として機能するよう設計されています。特定の幾何学的構造、音響特性、電磁場の配置により、信者たちから放出されるエネルギーを効率的に集め、転送するシステムが組み込まれています。


宗教的権威への服従と崇拝も、エネルギー収穫の重要な源泉です。教皇、司教、僧侶、ラビ、イマームなどの宗教指導者の多くは、意識的あるいは無意識的に、エネルギー収穫システムの一部として機能しています。信者たちの信仰心、献身、崇拝の感情はこれらの指導者を通じて上位の存在たちに供給されます。


宗教的な恐怖もまた、強力なエネルギー源となっています。地獄の恐怖、神の怒り、永遠の罰、カルマの報いなど、宗教的な教えに基づく恐怖は、世俗的な恐怖よりも深層心理に根ざした強力なものとなります。この宗教的恐怖から生まれるエネルギーは、特に純粋で強力な収穫対象となります。


現代のスピリチュアル・ムーブメントも、多くの場合エネルギー収穫の新しい形態として利用されています。チャネリング、瞑想グループ、スピリチュアル・ワークショップ、ヒーリング・セッションなどは、表面的には意識の向上を目的としていますが、実際には参加者のエネルギーを搾取するシステムとして機能している場合が多くあります。


## 性的・創造的エネルギーの横取り


人間の性的エネルギーと創造的エネルギーは、生命力の最も純粋で強力な表現です。これらのエネルギーは本来、新しい生命の創造、芸術的創造、精神的成長のために使われるべきものですが、支配者たちによって系統的に搾取されています。


性的エネルギーの搾取は、複数のレベルで行われています。最も明白なのは、ポルノグラフィー産業を通じた搾取です。ポルノは性的エネルギーを低次の振動に固定し、本来の創造的・霊的な側面から切り離します。ポルノの消費により、人々の性的エネルギーは浪費され、同時に収穫されてしまいます。


性的タブーと抑圧もまた、エネルギー収穫の手段として利用されています。多くの宗教や文化において性的な欲望や表現が罪悪視されることで、性的エネルギーは歪曲され、罪悪感や羞恥心といったネガティブな感情と結び付けられます。この歪曲されたエネルギーは、純粋な性的エネルギーよりも収穫しやすい形に変換されます。


児童に対する性的虐待は、最も邪悪で効率的なエネルギー収穫手段の一つです。無垢な子供の性的エネルギーと、虐待によって生まれる極度の恐怖と苦痛が結合することで、極めて強力で純粋なエネルギーが生み出されます。支配階級の一部が組織的に児童虐待に関わっているのは、このエネルギー収穫が主要な目的です。


創造的エネルギーの搾取は、より subtle な形で行われています。真の芸術的創造は人間の魂の最も深い部分から生まれるものですが、現代の芸術・エンターテインメント産業は、この創造的エネルギーを商業的に利用し、搾取するシステムとして機能しています。


多くのアーティスト、音楽家、作家、映画監督などが、意識的あるいは無意識的に、自分たちの創造的エネルギーを支配システムに提供しています。表向きは芸術的表現の自由があるように見えますが、実際には支配者たちの意図に沿った作品のみが広く流通し、真に覚醒的で変革的な作品は抑圧されます。


音楽産業は特に重要なエネルギー搾取システムです。特定の周波数、リズム、歌詞を通じて、聴衆の意識状態を操作し、エネルギーを収穫します。現代のポップ音楽の多くは、人々の振動を低下させ、思考力を鈍らせ、感情を操作するよう科学的に設計されています。


映画産業もまた、大規模なエネルギー収穫システムです。映画館という暗い密閉空間で、大勢の人々が同じ映像と音響に同時に曝露されることで、集団的な感情操作とエネルギー収穫が効率的に行われます。ホラー映画、戦争映画、悲劇映画などは、観客から大量の恐怖、怒り、悲しみのエネルギーを収穫するために制作されています。


## 総合的搾取システムの効率性


これらすべての搾取手段は、互いに連携して機能する総合的なシステムを形成しています。一つの手段だけでは限定的な収穫しかできませんが、複数の手段を組み合わせることで、人間のあらゆる側面からエネルギーを抽出することが可能になっています。


最も効率的な搾取は、複数のエネルギー源を同時に活用する時に起こります。例えば、宗教的な恐怖と性的な抑圧を組み合わせることで、罪悪感と羞恥心が増幅されます。経済的不安と健康問題を同時に抱えることで、絶望感が倍増されます。戦争の恐怖と愛する人の喪失を組み合わせることで、究極の苦痛が生み出されます。


現代のライフスタイルそのものが、継続的なエネルギー搾取を可能にするよう設計されています。慢性的なストレス、睡眠不足、栄養不良、運動不足、社会的孤立、情報過多など、現代生活のあらゆる側面が人々のエネルギーを枯渇させ、同時に収穫対象として利用しています。


この搾取システムの最も巧妙な点は、多くの人々が自分のエネルギーが搾取されていることに気づいていないことです。疲労、うつ病、無気力、慢性的な不満などを「現代生活の当然の結果」として受け入れ、根本的な原因を疑うことがありません。


しかし、真実を知ることは解放への第一歩です。エネルギー搾取のメカニズムを理解すれば、それから逃れる方法も見えてきます。そして、自分のエネルギーを保護し、本来の目的のために使用することができるようになります。


次章では、これらの搾取がさらに深いレベル、魂そのものの監禁と操作にまで及んでいることを明らかにしていきます。それは最も暗い真実ですが、同時に最も重要な真実でもあります。

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