隣の部屋の美少女がWiFi借りに来て居座ってる件
泉田 悠莉
プロローグ
春――。
親の転勤で俺一人だけ残されるという名の強制イベントにより、俺・
念願の一人暮らし、自由な生活、好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、好きなだけゲームしても怒られない生活。
……まあ、実際は自炊の面倒くささと洗濯物の面倒くささと風呂掃除の面倒くささに押し潰されかけているが、それでも誰にも邪魔されないってのはいいもんだ。
そんなある日――。
「……ねぇ、WiFi貸してくれない?」
隣に住んでいる、同じクラスの地味で無口な女の子、
そしてそこから始まった。
彼女が俺の部屋に“WiFiを借りに来る”という名目で、なぜか居座り始めるという謎の生活が。
学校では無口で目立たない彼女が、なぜか部屋の中では髪をほどき、メガネを外し、妙に色っぽく甘えてくる。
……俺の人生、これからどうなるんだろう。
正直、ちょっと怖い。
けど――
ドキドキしてる自分も、確かにいた。
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