機罡戦隊~きこうせんたい~4 解放の地下迷宮
あおくび大根
ここまでの機罡戦隊
*この大見出しは本作から読み始めようという方に向けた内容(あらすじ)になります。ありがたくも、すでに拙作をお読みいただいた方々につきましては是非とも次の大見出しから本編をお楽しみください
第六天魔王の反乱
そこには冥界という宇宙をも包含する巨大な
冥界を統べる玉帝のみが入ることを許される精神世界を
物質世界の
冥界の統治機構である
人間の世界である
死んだ魂の帰る場所が幽霊界、或いは地獄とも称される
魂から
ある時、第六天に巨大な悪魔が誕生した。これが第六天魔王ハジュン。魔王は冥界の王になろうと考え、手勢を引き連れて天界に侵攻した。
天部達は魔王の攻撃を何とか退け、悪魔の軍団を再び第六天に封印することに成功する。
だが、肝心のハジュンは冥界の秘宝である機罡石を奪って地上へ逃げてしまった。これは第二天の特殊な環境と幾つかの奇跡を経て産出される稀少物質である。肝心なのは、この宝石が魂と同じ性質を含み、
本来、冥界の絶対的な
早速、閻魔帳にハジュンの影響と思われる変化が見られた。人間の世界に魔法という概念が生まれたのだ。
しばらくは魔法という未知の力を手に入れた人間達の社会的な発展が続いたが、地上の時間で三百年が経過した頃、ついにハジュンが台頭を始める。
魔王は自らの力で取り込んだ人間を中心にした魔王軍ジャハンナムを組織し、世界征服に躍り出た。
魔王ハジュンの最終目的は『ダイネハン計画』と呼ばれるもので、これは天と地を一つに合わせ、一切合切を取り払った後で、まったく新しい世界を作り上げようというものである。それが可能であるかどうかはともかく、こののっぴきならぬ事態に冥府は直ちに対応を協議するも、大いに難航した。
天部達は苦慮を重ね、最終的な判断を玉帝アルテナに仰ぐことになった。
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