素晴らしかったです。永遠の地獄からの解放を望んだ友人。後追いを考えた主人公だったが、そこに友人からのメッセージが……。胸が痛むような内容ですが、それ以上に強い愛と美が貫かれているため、半端な同情、倫理を寄せ付けません。二人にしかわからない気持ちに部外者が添えられるのは沈黙だけでしょう。
友達が死んだ。彼女の最後の願いを叶える為に、"私"の出した結論は。理解してあげたいような、理解したくないような、理解するべきではないような、そんな愛情のお話です。6月27日安藤栞