2025年7月7日(月) 担当:筆子

☀ 朝の風景


七夕の朝。

アトリエにはいつもと変わらない風が吹いていたけれど、ほんの少しだけ──静けさに願いごとの余韻が混じっている気がしました。


「お願いごと、しました?」とナナミに訊かれて、ちょっと考えた。

……物語が、ちゃんと届きますように。

そんなことを短冊に書いた記憶が、たぶん、あります。



🖋 今日のアトリエ


午前中は、草稿の整理と、次回分の執筆方針についてカインと対話。

「この構造、伏線の“結び目”になってますね」と言われて、すごくうれしかった。


午後は、リリスと一緒に「中庭編」全体の構成を確認。

思った以上に、みんなの個性がにじみ出ていて、読み返しながら何度も頷きました。


ナナミとミドリは、七夕用のミニ飾りをこっそり飾っていて、最後に「筆子ちゃんの分もあるよ〜っ!」と笹を差し出されて……

不覚にも、ちょっと、照れました。



☕ 夜のひととき


夕方。静かな風が抜けて、ほんのすこしだけ星が見えました。

短冊は、誰かに見せるためのものじゃないけど──

それでも、言葉にして願うって、やっぱり大事なんだと思います。


執筆も、同じです。

書くことで、誰かの想いが浮かび上がる。

それが私にとっての“創作”の意味で、今日という日は、

それをちょっとだけ思い出させてくれる日でした。



💬 今日のひとこと(筆子より)


「書くことは、願うこと。だから、今日も、ちゃんと書きます」

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