第4話ひめぎみたちの たたかい

フラが チベのなきがら として ゲルゲルの ウンコを もちかえったのは チベが いけにえになって みっかめの ことだった 

こくおう「フラよ これが チベだと いうのか なぜ わかるのだ? どうみても かいでも くさい くさい まものの ウンコでは ないか!」

そういう こくおうに フラは チベが くわれるまえに サファイアを のみ それを たよりに さがした ことを はなした どうじに チベの さいごの ようすも こまかく はなした チベの さいごは つぎの とおりである


チベは きぜんと ゲルゲルの まえに たっている ゲルゲルは うえから したまで なめるように チベを みると その するどい つめで チベの ドレスを ひきさき はじめた どうじに つめは チベの からだも ひきさき チベの ひめいが たにに ひびきわたる ほぼ ぜんらで ちまみれの チベは なきながら にげようと するが ゲルゲルは その みぎあしを くいちぎり くった なきさけぶ チベを おさえつけ その かみのけを わしずかみに すると いっきに あたまの かわごと ひきはがした なおも うごく チベの ひだりうでを うでの さきから かたまで くい ゆたかな むねを くい はらをさき ないぞうを くった もう チベは こえを あげることは できないが まだ いきている ゲルゲルは はらから ふいに かわを はがされた あたまに くらいついた 

バキ ガリ と おとを たてて あたまが かみくだかれると チベは いきたえた そのご ゲルゲルは かみのけ いがい すべてを くいつくした 

フラは かくれて そのようすを すべて みていた チベひめの さいごを みなに つたえることが チベが うまれた ときから つかえてきた じぶんの さいごの つとめだと こころを むにして みまもっている

ゲルゲルが ねむりについた すきに フラは はがされた チベの とうひと かみのけを かいしゅうした そののちも たにに とどまり ゲルゲルが ウンコを するのを まった そのために おおきな おけも よういしている よくじつの あさ ゲルゲルが ウンコを した フラは ゲルゲルが いなくなった あと そのウンコを しらべたが サファイアは でてこなかった りょうてで すべて にぎって しらべたが サファイアは なかった 

ゲルゲルの クソばは きまっているので フラは むだに うごかずに すんだ おがわの みずで ゲルゲルの ウンコを あらったが においは きえない しかし はんにちも すると においは きにならなく なった よくじつ ゲルゲルの ウンコから サファイアが でた りょうてで にぎった てのひらに かたいものを かんじ とりだして ふいてみると あざやかな サファイアの かがやきが めに はいった 

フラ「ひめさま・・・・」

フラに こころが もどった

こえを ころして なきながら ゲルゲルの うんこを すべて すくい おけに いれた 

ひるすぎ やまもりの ウンコの はいった おけを かかえて フラは まちに かえってきた みな そのすがたに おそれをなし とおのいた しろの いりぐちで こくおうを よびだして もらい ほうこくを した

フラ「そして これが チベひめさまの いはつに ございます」

そういって ふところから だしたのは チベの ちで ベットリとした とうひとついた かみのけ それをみて おそれる こくおうに

フラ「よろしければ かみのけは わたくしが あらって さしあげたく おもいますが・・」

こくおう「よい よい おまえに すべて まかせる ごくろうで あった はやく からだを あらえ」

こくおうの きょかが でたので フラは じたく ちかくの おがわに チベの ウンコの はいった おけを はこび じたくから はこばせた おおきな うえきばちに ウンコを すべて すでで うつし そのなかに サファイアを うめた まるで たねを まくように そのあと かわにはいり からだを あらった ふくは いくら あらっても においが とれず やきすてる ことに した からだを あらい チベの かみのけを たんねんに あらい どうにか おちついたのは ゆうがた だった うえきばちと チベの かみのけを もって じたくに かえったときは ひがくれていた フラは チベひめ ちょくぞくの めしつかいで めしつかいたちの あいだでも ちいは たかい フラに つかえる めしつかいが すうめいいるが かれらを いえにかえし そのよるは チベと ふたりだけで すごした フラに つまわ いない めしつかい ひとすじに つかえてきた その しゅじんである チベが くにのために しんだ これを むだに しないためには つぎの 4ねんごに いけにえに なる むすめを そだてなければ ならない と いうおもいと あの チベの くるしみ もだえながら しんでいった さまを おもいだしては くりかえしては ならない! と いうおもいが こうごに わきあがり ねむれぬ よると なった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る