いけにえ ものがたり

つゆまろ

第1話ほうせきの はながさく まち

わたしは ぎんゆうしじんの スガ これから はなすのは わたしがたびの とちゅうに みききした いちぶで ある


わたしが そのまちを おとずれたのは ちょうど まつりの ぜんじつ だった 

まちは まつりの ぜんやさいで もりあがっていた ひろはには ステージが つくられ あした びじんコンテストが ひらかれる 

ひろばを みわたせる おかのうえに りっぱな ドームが きずかれている ドームの いりぐちには このえへいが さゆうに たち その あいだを ひとびとは ならんで ではいり している わたしも ならんで はいってみた 

ドームの なかは あかるく ちゅうおうに うえきばちに はいった しょくぶつらしい ものが はえて はなのようなものが さいている しかし そのはなは ほうせきで ある

それも ひとはち ひとはち ちがう ほうせきが はなびらのように さいている それぞれの はちには なまえが せきばんに ほられている

イク ミチ マコ などで まるで ぼひのように こじんの きろくが きざまれて それぞれ さいている はなのなが ダイヤモンド オパール ルビー サファイアなど ほうせきの なまえに なっている わたしは なにか ふしぎな おもいで ドームを でた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る