みんなの日常、書きます!

ねね

Part1 見知らぬ誰かの、日常


「才能あるね」


「もっと磨けば光るだろうね」


「どうしてそんなにできるの?」





もう、聞き飽きた。あなたたちが発するその「羨望」に真実が無いことくらい、わたしも知ってる。

それでも、信じたい。認めてほしい。




「馬鹿みたい」


認めてほしいなんて。もう、認められてるのにな。


「⋯⋯はは」


乾いた笑いが漏れる。涙が頬を伝う。



「救いなんて、ないのになぁ」



本当に、馬鹿みたい。








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