第10話 おとうさんの夢の中
すみれはここが、おとうさんの
ほんとうの
だからほんとうの田舎を見て。
夢の
だって、すみれがもっと小さいころ、はじめて田舎に行ったときでも、そこにはすでに、
「さあ、おいでよ」
すみれが
すると、
「あ、おばあ……」
すみれは、もうすこしで「おばあちゃん」と
だってその女の人。
すみれの
だけど、かみの
ちょうど、すみれのおかあさんくらいに見えます。
「すみれ、ここは夢の世界だ。だからおとうさんが小学生だったら、おばあちゃんもまだ
プップからとびおりたトッピが、すぐそばで言いました。
「
すみれは、おもわずトッピに
すると逡一と、
「あ、ごめんなさい。わたし
すみれは口ごもりながら、ふたりに言いました。
「おじょうさん。もしかしてあなたは、
「すみれさん、わしじゃよ。
すかさずランペじいが、えらそうに言いました。
すみれは、ひるまに
ああ、あれがそうかと思いました。
「え、ええ。
すみれは、ほんとうのことを言いませんでした。
ここがおとうさんの、子どものころの夢の中だとすれば……。
ほんとうなら、おとうさんの子どものすみれは、まだ生まれていないはずです。
それなら、べつの
「それじゃ、やっぱり
「ええ、まあ……」
すみれは、雪江おばあちゃんにウソをつくのがいやでした。
でも、なんとか話をあわせないと、
しかたがないので、
「そう! それじゃあ、この
雪江さんは、ひとりでなっとくしています。
すみれはよこ目で、じろっとランペじいをにらみつけました。
「そうとわかれば、さっそく
雪江さんは、
それには、プッシュ・ボタンなんかついていません。
タッチパネルで
かわりに、いくつも
雪江さんは、その
「もしもし……」
「はい。
雪江さんが話をすると、トッピのむねのランペじいが
それを見ていたすみれは、おもわずふき出しそうになってしまいました。
「ねえ。
逡一が、もじもじしながら言いました。
どうやら、すみれのことを
おとうさんに気に入られるなんて……。
すみれは、ますます
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