第14話 選んだ未来
◇◇アクトク・リョウシュ視点◇◇
あっぶねぇ。
エイリに見られて非常にまずかった。
だってエイリからしたら自分の上司が自分の部下に手を出している瞬間な訳でしょ?
それってもう起訴されたら死刑だよ。
この世界で(俺は領主だし)どうなるかは分からんがどちらにしろ領民からの評価から優しい領主様からクソレイプ魔領主になってしまう…
それだけはいやだぁー!
俺が王様になれる空間が無くなるのいやぁー!
よく考えるとエアクもただ戸惑っていただけで、俺の事好きなんかじゃ無かったのでは?(勘違い妄想男乙)
つまりエアクからしたら俺はクズゴミのカス…
くそう!
俺が勘違いしたばかりに!
でもあそこでエイリが来てよかった…
じゃないと俺は今頃首がなかった…
ありがとう。エイリ。
お前のことは大嫌い(天才とかタヒね!)だけど今は感謝しとくよ。
とりあえず暇なので仕事にかかる。
えーっと。
ここ一年女性の失踪が多い…浮気でもしたんだろ。
路地ででボコボコにされた男性が…喧嘩だろ。
男性も行方不明?夜逃げだろ。てかこの男が行方不明になったのって前も出されてなかった?
1年前くらいからだぞ?もう死んでるだろ。
大体緑色のトサカで見つからないわけがない。
緑色のトサカって…何?
3行目にして脱落。
もう無理。めんどい。
なーんか家に居るのが無性に気まずくなったので外に出る。
俺は風に当たりながら邪念を浄化するために滝行でもするか、いやそれとも聖女様フィギュアを量産して並べることで魂の浄化を…と考えながら変装して街を歩いていた。(チヤホヤされたい時以外はこうしてるんだよ☆)
ただし、やはりというかなんというか…
俺の運は相当悪いらしい。
あるうぇ~?なんか人いないくない?
うん。いつも活気がある道が静かだ。
人が一人もいない。
怖い。助けて。泣きたい。
誰か。まぢで助けて。金は出す。
すると、3人の男が現れた。
「うっひひひひ!いいべっぴんさんをゲッェト!」
「げっへへ!いつ見ても兄貴の遊引魔法は強烈ですなぁ」
「くっけけけ!俺の別界魔法とあわせたら最強ですぜ」
何がなんだか分からんべ。
というかなんという小物感…てかべっぴんさんって…女と間違われてねぇか?
金髪のかつらを被ってるだけなのに?
それって俺の元々の顔とかが女の子っぽいってこと?
うあああああああ!
だからモテないんだぁぁ!
「げっへへ!何がなんだか分からんという顔をしているな!」
「うっひひひひ!冥土の土産に教えといてやろう!」
「くっけけけ!兄貴の遊引魔法で自然と向かう場所が変えられていき、俺が別界魔法でつくった空間に自然とはいっちまう」
普通に凄いな。
「うっひひひひ!それで誰にもバレずに人さらいができるのさ」
「げっへへ!今日もふつくしい女をゲッェト!こいつを拠点まで持ち帰って…げっへへ!」
残念ながらお前が期待するようなことは起こらないよ…
お前らが泣かない為にも(ハリボテ)オーラで退散してもらおう。
ふん!
「ほぉーお?中々強いじゃないか。俺らでは勝てんなぁ~。でぇも!」
「仲間が呼べるのさ。うっひひひ!」
その瞬間、俺の周りに大量の男。そいつら全員がオーラを出している。
俺の(ハリボテ)オーラほどでは無いが強い。
常識的に考えていくら強かろうとこの量の相手には負ける。
しかも俺の場合ハリボテ。
死んだわ。降参しよう。
両手を上げて降参のポーズ!
「物分りがいいじゃねぇか。たまにいるんだよなぁ。強いやつも。対策してねぇとでも?うっひひひひ」
最近おにゃのこがよく消えてるっていうのお前らのせいなのね?
全然浮気とかじゃないわけね。ごめんなさい。
ところで家のメイドでも、なんならそこらの領民でも適当な罪を着せて連れてくるんで俺の事許してくれないっすかね?
と言おうとしたのもつかの間、猿轡を嵌められ、腕を鉄みたいなやつで縛られた。
絶叫する俺を無視してやつらは別界?から出て俺を馬車にのせ、出発した。
「げっへへ!逃げようなんて思うなよ。その拘束具は魔力が強いものにほど大きな力を発揮する。お前がいくら強かろうと抜け出せやしないよ」
「くっけけけ!なんたってレベル10の魔法を使えるやつだって拘束出来るんだからな!」
…過剰では?
幻術以外一般人以下の俺にこれ以上必要ないだろ?
だいたい幻術だって自分より魔力が高いものや、他の幻術使いには聞かないんだぜ?
だから所詮俺の幻術はラウンライト1人にならギリ使えるかなレベル。
クソザコナメクジだぜ!(自信満々)
目隠しもつけられた。ぴえん。
もうどーにでもなぁーれ!
どうせエイリ達に殺される運命だ!
それにしても文句が言いたい。馬車は揺れておしりが痛い。
え?真っ赤に腫れるぞ?いいのか?いいのか?
もうこういう時は笑おう。
猿轡のせいであんまり笑えないけど…
・
・
・
10分くらいかもしれないし、1時間くらい経ったかもしれない。(参考になんねぇ)
「おら、目隠し外せ」
視界が明るくなる。眩し!
よし、だんだん慣れてきた…
ってわぁ!
そこにあったのはどでかい岩山だった。
形が整形されており、装飾などもある。いかにも盗賊の拠点といった感じだ。
こわーい笑…えねぇ。まじ笑えねぇ。
なんかそのまま独房?的なところまで連れてこられた。
「ふひひひ。あいつら上玉捕まえてきたじゃねぇか。お零れはあげなきゃな…」
「ひゃ、ハイ!」
俺はとてもビビっている。ビビりすぎてもう冷静だ。
チビりそうになったがもう大丈夫。
まあそれでも半角になるくらいビビってるんだけど。
「それにしても…お前ちょっと声低いな」
考えよう。ここで男なんでというと…「野郎は殺す!」
誤魔化すと…あとで「殺す!騙しやがったな」
ってなる。つまり女の振りをしたほうが寿命が伸びる。
「ハハッタマニイワレルンデス!」
「その喋りかたどうにか出来ねぇか?」
「こ、コレガツウジョウデス!」
爪で手錠?の鉄部分をトントントンツーツーツートントントン(SOSって意味だよ☆)と鳴らしている。
勿論普通の人には聞こえないレベルの大きさ。
だけどめっちゃ耳よくなる能力の人とかが気づいてくれるかもしんないじゃん!
「そんなことよりもお前、相当強いらしいな」
「ソ、ソウデモナイデス!」
「俺はそういう気丈に振舞っている女を屈服させるのが好みなんだよぉ」
どこの悪役だよ!
きっしょ!きっしょ!
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