第10話「質問」


 Q.この絶体絶命の状況から助かる方法はありますか?


 A.現在の状況を整理しましょう。


【現状】

 ・全員水流に流されている。

 ・真っ暗・光がない。

 ・水の流れは激しい。

 ・主人公は意識朦朧状態。


【脱出方法の検討】


 ①「流れに身を任せる」

 この水路が罠ではなく古い排水路だった場合、いずれ流れが穏やかになる可能性があります。 ただし、主人公の意識状態を考えると窒息の危険性が高く、推奨できません。


 ②「アイラに期待する」

 数年の冒険経験を持つベテランです。この手の緊急事態への対処法を知っている可能性があります。

 ただし、水中での対応となると限界はあるかもしれません。

 

 ③「マホの魔法に頼る」

 A級冒険者であるマホは、魔法という強力かつ汎用性の高い手段を持っています。

 状況を一変させられる可能性がある点で、もっとも現実的な脱出ルートといえるでしょう。


 結論:③マホの魔法に期待するのが、最も成功率が高い選択肢です。



 Q.主人公自身が状況を打開する可能性はないのでしょうか?


 A.現在の意識朦朧状態では困難です。

 ただし、何らかのきっかけで意識を取り戻せば、仲間を救う英雄的な展開も可能でしょう。

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