閑話 王国Side゜


―ネテルシア王国―


「奏がいないけどどこに行った?」


奏の親友『凪 星夜』は質問した。


「奏殿に付きましては、『自分の能力が弱い』と判断して、皆の元を離れました。」


「奏は皆の前から、立ち去ったってこと?」


「はい、そのとおりでございます。」


「じゃあ、奏が死んだらどうするの?」


「それは、問題ございません、奏殿がいなくても、他の勇者達なら魔王を倒せます。」


「倒せる、倒せないの問題じゃない、僕らは全員生きて魔王を倒したいんだ、一人欠けても大丈夫だとは思えない。」


「奏殿は皆様方は、魔王を倒すと信じています、ならば奏殿を信用してみればどうでしょうか」


「それまで奏が行きている保証は?」


「ありませんよ」


星夜は、奏に生きててほしいと願った。


そして数日後


この夜、全世界で、全ての生物が死を意識するほどの、殺意が放たれた。


星夜は、懐かしい雰囲気を感じ、奏の気を感じた


そして


(まだ、生きていて良かった…)


そして夜が明けると、奏の死体と奏が異世界に飛ばされた時に着ていた洋服が届けられた。


奏は怒り狂った龍に殺られたと聞いた。


凪はこの世界の命の危うさと、残った者として生き抜こうと心に決めた。


―王国会議―


「本日の会議内容は3つ『奏殿について』『今いる勇者達をいつ旅にいかせるか』『この世界に元々いた勇者について』だ」


「奏殿は、あの森で死んだ事になってるがどうする?」


「まず、奏殿は死んでいるのか?生きているのか?」


「あの殺意の近くに居たんだ、死んだんだろう、生きていても、今後の生活に支障をきたす。」


「あの殺意は怖かったですね、何が起こったのですか?」


「誰かのストレスが爆発して、膨大な魔力に感情が乗ったとみるのがいいと思う。」


「誰の魔力が爆発したと思いますか?」


「あの魔力量だと龍だと思う、龍は子を傷つけられると怒り狂うと言われてる。」


「次に誰がその龍を怒りを収めたかだ」


「龍は怒り疲れて、帰って眠ってしまったと思う。」


「死体が無いのなら、可能性がありますね」


「次考えるのなら、その龍を討伐しますか?」


「勇者達に奏殿は龍に殺られたなど言えばあちらが竜を討伐してくれる、そしてこちらの損害は圧倒的に少ない。」


「いいお考えですね。」


「最後にいつ、魔王討伐を指せに行くかです。」


「もうそろそろで、冒険者なら1人前の強さを手に入れられている所だと思うので、あと1ヶ月には、出ていって貰うことを考えます。」


「旅に必要なお金はどうする?」


「なるべく少なくはしたいが、あの追放者よりは多く渡したい」


「なら1人あたり金貨10枚を渡すのはどうでしょう?」


「いいですね、その案で行きましょう」


「最後に『今いる勇者』ですね」


「召喚された勇者達の方が強いから、クビでもいいんじゃない?」


「他に意見は無さそうなので今の勇者 フォノウ=ナーシュを勇者地位を剥奪と王国追放で」


その後も会議は続き、最終的には1ヶ月後に魔王討伐に行かせる、魔王討伐に行かせるにあたり全員に対して金貨10枚を渡す、もし討伐したら王国の主権を渡すと決定した。


しかし、王国は知らなかった。


フォノウと奏がこの後どう動くのか、その影響で王国がどうなるかなど。


◇あとがき◇

誤字があるかと思いますが、報告してくれると嬉しいです。

応援や星もつけてくれるとさらに嬉しいです!


奏くんの親友君の凪君が登場しましたね、まさか向こう側に奏が死んだ事になってますね…それで凪君が決意してくれたのならOKです!

あと勇者のナーシュ君についてでてきました、ナーシュは作中の中でTOP5に入るほどの才能の持ち主です、今後の展開にどうなるのかお楽しみに!

あともう勇者達はもう出てこない予定です…出てくるかもしれないのは最終局面ですね




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