抱きしめたい
ゆぐ
抱きしめたい
使い終わった
ボールペンの芯を見てた
そしたら寂しくなった
無性に怖くなった
そんなことないよって君は言うけど
いつか僕の隣から消えるんじゃいかって思って
今日も強く抱きしめる
僕の双眸は潤む
替えの効く男になりたくなくて
君の好きな色になりたくて
大好きという言葉で染めたくて
それ以上の想いで抱きしめたくて
今日も僕の写真フォルダーは
君でいっぱい
あれもこれも全部
独り占めにしたい
普通という言葉が
通用しない関係
致死量の愛で
抱きしめたい
君が無意識に出す
不可思議な魔力
それに今日も
やられている僕
愛の言葉を乱用して
薄れるどころか
愛は増す
付き合ってくれてありがとうって言ってくれるけど
こちらこそありがとう
いつまでも君の彼氏でいさせて
僕達は傍から見れば完璧なバカップル
今日も彼女は
天使のようで無邪気な子供のような
笑顔で僕に駆け寄り、ハグをする
焦点が合わないほど顔は近く
それでももっと近づきたくなる
キスをしようとすると顔を背けるけど
でも結局はしてくれる
人目を気にして
どこか緊張して
甘えたがって
でも甘えさせてくれる
そんな君が大好きだよ
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