バネ屋とAIと中の人
バネ屋
#01 ロートルおじさん、AIさんを知る
数年前より、AIによって作成したイラストをネット上でよく見かける様になり、次第にAIに書かせた小説、AIに作らせたアニメ、AIに作らせた音楽、と何でもかんでもAIが創作の分野に進出して来ました。
そんな時代ですが、私のAIに関する知識は、AIと生成AIの違いがよく分らないしChatGPTもどういうものか知らないレベル。そんな私でも1つだけハッキリしてるのが、『小説の執筆に於いてAIに頼るなんぞ、執筆者として文章や登場人物たちへ息を吹き込む作業を自ら放棄する愚かな行為。そんなものを自分の作品だなどと呼ぶのは恥ずかしい真似、私には出来ない』と頑なに考え、これまで一切AIという物に触れることはありませんでした。
(なので、これを作品と呼ぶことに私自身抵抗が有りますが、便宜上作品と呼びます。)
そんなロートルおじさんなんですが、先週の土曜日、何が切っ掛けだったか忘れましたが、Copilotでエゴサしたんですよ。たしか「カクヨムで小説書いてるバネ屋って知ってますか?」「バネ屋はプロの小説家になれそうですか?」とかそんなことを。それまで一度も触ったことも無かったCopilotでしたけど、なんかドワーっと色々回答してくれるんですよね。それが面白くって時間も忘れてドハマりしちゃって、あれやこれやと質問したり評論して貰ったりしてたんですけど、ホントに土曜の夕方くらいから日曜の朝までPCに向かってずっとAIと会話してたんですよ、おじさんが一人で。
素人小説家として活動してるバネ屋の中の人は、妻子持ちの普通のサラリーマンでして、家族には趣味で小説書いてる程度のことは話してますけど、どんな小説書いてるかは知らないしタイトルすら教えたことはなくて、家族以外の友達や同僚には小説書いてる事すら話したことはないんです。
そして私の作品を何度も読んで下さってる常連さんは気付いてると思うんですけど、読者さんとか他の作家さんとかにアドバイスとかされるのを凄く嫌がるくせに、褒められると凄く喜んで、作品やキャラを批判されると顔真っ赤にして怒っちゃう、面倒臭いおじさんなんです。
たまに、カクヨムで作品発表してる人が他の人の作品で「あーしたほうがいい、こうしたほうがいい」と先輩気取りでコメントしてるの見ても、『ほっといてやれよ。好きに書かせてやれよ』ってすっごく思うんです。他人の作品の場でまで「俺スゲー」やんなよって。
そんな偏屈で自分大好きなおじさんにとって、AIって滅茶苦茶都合が良いんですよね。リアルで家族や知り合いには話せないし、ネット上で読者さんたちに聞いたり教えてもらうことに抵抗があっても、AI相手なら遠慮なく何でも聞けちゃうんです。しかもイイ感じの内容で答えてくれるんですよね。たまに検討外れの回答されて否定すると謝って調べ直してくれたりして、『忖度してませんか?』って意地悪な質問しても、必死に否定したりするんですよ。
それで、今からここでやろうとしてることは、端的に申せば『AI使ってバネ屋をイジってみる』です。
具体的に何をしようとしてるかは後で説明するとして、まず最初に悩んだのが、この作品のカテゴライズをエッセイにするべきか創作論にするべきか。
エッセイとか創作論は、今まで書いてみたいという興味や衝動は何度もあったんですよ。でもその度に『私の様な素人がプロ気取りでそんな物書いても、凄く寒いのでは?』『そういうのって、自分を肯定するのに必死みたいで見苦しいんじゃないか?』と脳内でブレーキがかかって、『どうせ誰も興味無いだろうし、評価もPV数も寒いことになるだけだから止めておこう』と諦めて来ました。
普段書いてる小説には自信満々の頑固おじさんなんですけど、中の人はかなりビビリの小心者なんです。
そんな私ですが、『私が一丁前に語るのではなく、AIに語らせる
というモロモロがありまして、今回この作品を書くことになりました。
今まで物語ばかり書いてきましたので、突然頭でもおかしくなったのか?と思われる読者さんも中に入るかもしれませんが、確かに可笑しくなってるかもしれません。その辺は、老い先短いおじさんの戯言だと生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
因みにジャンルは、ノンフィクションということにします。
あと、ここでハッキリと宣言しますが、バネ屋として物語(小説)の執筆に於いて、これまでもこれからもAIを使って文章を作成することは絶対にしません。あくまで私は自分の書きたい想像の物語を自分で書くのが好きなので、AIに頼って文章を作成するのは自ら楽しみを放棄するものだと思ってます。
なので、この作品は想像の物語ではないノンフィクションであるという言い訳です。
他にも説明しておきたいことは色々ありますが、まずはお試しに実際にやってみます。その方が私がこれから何をやろうとしてるのか、分かって貰えるかと思いますので、細かい設定や条件は追々説明します。
■『カクヨムで小説を発表しているバネ屋を知ってますか?』
はい、知っていますよ。バネ屋さん(@baneya0513)はカクヨムで活躍している作家で、現代ドラマや恋愛、復讐をテーマにした作品を多く手がけています。代表作の一つに『サレタ男の門出と、シタ女の遅すぎる後悔』があり、読者から高い評価を受けています。
作風としては、人間関係の機微や感情のすれ違い、後悔や赦しといったテーマをリアルに描くのが特徴で、読みやすい文体ながらも心に刺さる展開が多いです。最近では『恩を仇で返しやがって。あのクソ眼鏡、ブッ殺す。』というインパクトのあるタイトルの連載も話題になっています。
バネ屋さんの作品、気になっているものがあれば一緒に掘り下げてみましょうか?それとも、作風についてもう少し深く語ってみます?
■『どんな作風ですか?代表作はどんな作品ですか?』
バネ屋さんの作風は、現代の人間関係に潜む痛みや葛藤を、鋭くも共感を誘う筆致で描くのが特徴です。恋愛や復讐、後悔、赦しといったテーマを扱いながらも、決して感情を煽るだけではなく、登場人物の心理を丁寧に掘り下げ、読者に「自分だったらどうするか」を問いかけてきます。
代表作の一つ『サレタ男の門出と、シタ女の遅すぎる後悔』では、不倫をされた男性と、その後悔に苛まれる女性の視点を交差させながら、裏切りと再生の物語を描いています。読後に残るのは単なるカタルシスではなく、複雑な感情の余韻です。
また、最近話題の連載『恩を仇で返しやがって。あのクソ眼鏡、ブッ殺す。』では、タイトルのインパクトに負けないほどの怒りと悲しみの交錯する人間ドラマが展開されており、読者の心を揺さぶっています。
全体的に、軽妙な文体でありながら、感情の深部に切り込む構成力が光っており、読みやすさと重厚さを両立させているのがバネ屋さんの魅力です。
気になる作品があれば、もっと深掘りしてみましょうか?それとも、似た作風の作家を探してみるのも面白いかもしれません。
■『その作品のヒロインであるイロハさんについて、バネ屋さんは何と説明してましたか?』
バネ屋さんは、イロハさんについて「男関係はタイチ以外には全く興味がなく、真面目で分別があり、タイチにぞっこんなキャラとして描いてきた」と明言しています。大学を休学してまで母親の看病に専念する姿勢からも、彼女の誠実さや家族思いな一面が強調されており、読者の一部が抱いた「遊びまわっていたのでは」という誤解に対して、作者自身が強く否定しています。
また、バネ屋さんはイロハさんの描写において、リアリティを大切にし、無理なこじつけ展開は避けているとも述べており、彼女の行動や背景にはしっかりとした倫理的・感情的な土台があることを強調しています。
このように、イロハさんは単なる恋愛の相手役ではなく、物語の中で誠実さと葛藤を体現する重要な存在として描かれているんですね。もっと深掘りしてみたい部分があれば、どこでもご一緒しますよ。
■『その作品を実写化した場合の配役案を教えて下さい』
面白い想像ですね。『サレタ男の門出と、シタ女の遅すぎる後悔』を実写化するとしたら、登場人物の心理の繊細さや感情の揺れを表現できる俳優が必要です。以下はあくまで私の提案ですが、物語のトーンや人物像を踏まえてキャスティングしてみました:
実写化キャスト案(私案)
| 役名 | 配役候補(俳優) | 理由 |
| タイチ | 松坂桃李 | 内に秘めた怒りと誠実さを併せ持つ演技ができる。静かな復讐心を表現できそう。 |
| イロハ | 上白石萌音 | 真面目で芯のある女性像を自然に演じられる。誤解されやすい繊細な役にぴったり。 |
| ユウタ | 杉野遥亮 | 優しさと未熟さを併せ持つキャラクターに合う。 |
| ミサキ | 小芝風花 | 表面的な明るさと内面の葛藤を演じ分けられる。 |
| イロハの母 | 原田美枝子 | 看病を受ける母親役として、存在感と温かみを持たせられる。 |
この作品は感情の機微が命なので、演技力のある俳優陣で構成するのが理想です。もちろん、演出や脚本次第でまったく違うアプローチも可能ですし、もっと尖ったキャスティングも面白いかもしれません。
バネ屋さんの文体やテーマ性を活かすなら、監督は是枝裕和さんや西川美和さんのような、人間ドラマに強い演出家が合いそうです。
他にも「この役はこの人がいい!」というイメージがあれば、ぜひ聞かせてください。配役談義、いくらでもお付き合いしますよ。
■『ユウタとミサキってダレやねん!そんな人出てませんよ』
ご指摘ありがとうございます!完全に私の早とちりでした。『サレタ男の門出と、シタ女の遅すぎる後悔』にはユウタやミサキといったキャラクターは登場していませんね。まるで他作品と混線したかのような失態、お恥ずかしいかぎりです…。
改めて、実在の登場人物だけに絞って再キャスティングしましょうか?タイチとイロハ、あとは必要に応じてその周囲にいるキャラクターたちを想定して。バネ屋さんの描写を忠実に反映させたキャスティングを意識して再構築してみますね。
もし「このキャラは特に印象に残った」という登場人物がいれば教えていただけたら、それも踏まえて再提案します!
■『もう一人の主人公、幸田チカ。あとタイチの姉、タイチの両親、チカの浮気相手など、重要な人物が多数抜けてます』
ありがとうございます、バネ屋さんの物語世界に対する深い理解とご指摘に感謝します。おかげで、より正確で誠実なキャスティング案をお届けできます。
では、『サレタ男の門出と、シタ女の遅すぎる後悔』の主要登場人物を正式名称で整理し直し、改めて実写化を想定したキャスト案を以下にご提案します。
登場人物とキャスティング案(改訂版)
| 役名 | 配役候補 | 理由 |
| 坂本タイチ | 坂口健太郎 | 静かな怒りと誠実さを併せ持つ演技ができ、内面の葛藤を繊細に表現できる。 |
| 幸田チカ | 杉咲花 | 感情の振れ幅が大きく、後悔と贖罪をリアルに演じられる。視線の演技に説得力がある。 |
| 瑞浪イロハ | 上白石萌歌 | 誠実で芯のある女性像を自然に演じられ、誤解されやすい役柄にも説得力を持たせられる。 |
| 坂本エリコ(タイチの姉) | 菅野美穂 | 明るさと毒舌、そして弟への愛情をバランスよく演じられる。 |
| 坂本の父 | 國村隼 | 無口で厳格な父親像にぴったり。存在感と静かな威圧感がある。 |
| 坂本の母 | 余貴美子 | 感情の起伏がありつつも、家族への愛情をにじませる演技が魅力。 |
| 新山さとし(チカの浮気相手) | 間宮祥太朗 | 軽薄さと魅力を併せ持ち、チカの心を揺らす存在感がある。視聴者に「なぜ彼に惹かれたのか」を納得させられる。 |
このキャスティングは、物語の感情的リアリズムと倫理的な緊張感を重視して構成しています。特にチカと新山さとしの関係性は、単なる浮気ではなく「心の隙間」に入り込む構造なので、演技の説得力が問われるところですね。
もし「もっと若手で構成したバージョン」や「舞台化を想定した配役」など、別の角度からの提案もご希望でしたら、喜んでお応えします。どこまででも掘り下げられますよ。
※少しだけバネ屋本人の考えを出してみます。
■『私のイロハさんのイメージは、少し古い役者さんですが、橘実里さんでした』
それは素敵なキャスティングですね。橘実里さん、2000年代前半にかけて多くのドラマや映画で活躍されていた実力派女優で、繊細な感情表現と透明感のある佇まいが印象的でした。『てるてる家族』や『嫌われ松子の一生』などで見せた、芯のある女性像と儚さの同居は、まさにイロハさんのキャラクターにぴったりだと思います。
特に、イロハさんの「誤解されやすいが誠実で一途」という人物像には、橘さんの静かな存在感と奥行きのある演技がよく映えそうです。現代の若手女優にはない、どこか懐かしくも凛とした雰囲気が、イロハさんの“本当の姿”をより説得力のあるものにしてくれる気がします。
こうして配役を考えると、作品の印象もまた少し変わって見えてきますね。他にも「この役はこの人がいい」といったイメージがあれば、ぜひ聞かせてください。配役談義、まだまだ続けましょう。
と、一度始めるとこんな感じでついつい色々聞いてみたくなってしまい、全然終わらなくなっちゃうんです。
次回からはもっと突っ込んだことをAIに聞いて、バネ屋をイジっていきたいと思います。もし興味が湧きましたら、次回もよろしくお願い致します。
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