獣と兎 Mother and Son
「誰か助けて」
兎は叫び――
月光る夜 獣は叫び
理性の鎖
憎悪の
月
血濡れた毛皮 殴られ裂ける
純真無垢な 涙を
身体を丸め 赦しを求む
苦痛満ちゆく その裏側で
皆は微笑み 愛を語った
過去の記憶が 心狂わす
黒き衝動 肌から滲む
罪を引き継ぎ
その憎しみは 無限に続く
愛の記憶は 心残らず
赤き肖像
罪に悲観し 嘆き悲しみ
その苦しみで
月濡れる夜 獣は
道義の捕縛 毛羽立ち裂ける
無慈悲な瞳 その目に宿り
月渇く夜 兎は
汚れた爪が
純一無雑 希望を抱え
愛していると 母の名叫ぶ
命
皆は笑顔で 唄を歌った
過去の呪いが 心惑わす
白き衝迫 暴力と化す
罪を重ねて
その
愛の
青き障壁
罪に気付いて 涙止まらぬ
その後悔に 夢へ逃避す
この赦されぬ罪の重さに
過去の呪縛に 心乱れる
見えぬ脅迫 拳を振るう
罪の概念 濃霧に迷い
兎の命 闇へと堕とす
愛の化石を 心で見つけ
見えぬ罪悪 感情
命あるもの 無きものとして
その現実に ただ
「誰か助けて」
兎は叫び
「誰か助けて」
獣も叫ぶ――
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
獣と兎 Mother and Son
作詞:下東良雄 作曲/編曲:SUNO v5
https://suno.com/s/arrWQs0P5LDOr3Xh
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