この作品をオススメしたいのは、若き日を振り返りたい昭和を知る方。そして、京都を知る方。
１９８８年、昭和も終わり。追憶に浮かぶ青き春を、あなたは描けますか？

思いがけない出会い、笑えるような再会。
独りだった部屋に誰かが来て、日々という絵画にその人の色が足され、気がついたら頭の片隅には彼か彼女が居続ける。

セピア調のはずなのに、一度開けば鮮やかになる四季の思い出。
「ひなたぼっこ──京都・鴨川デルタ夢譚」は、ハルヒトと舞子によって綴られる、思い返したくなるようなヒューマンドラマ。

胸に温かさが欲しい方にも、読んで欲しい作品です。