The Seven Worlds【詩】
神楽鳴&青色矮星
2人
『Go ahead!! ~Joy to the Worldより~』青色矮星&ヘル
青色矮星:
Lampの精霊は、海の地鳴りを照らし
賑わう城下町で海賊たる、
オリーブの肌焦がす太陽と
忠誠を誓った、Albedo 短剣を咥えて
漲る力が赴くままに、世界を護り続ける!
夜更けに煌めいた宝石は、ルビーの色
俺は愛する者の為にも、生きて海を制覇するのさ!!
ヘル
主よ、我の懺悔を心に留めて
旋律を掻き鳴らす、ヴァイオリンを灯せ
光ある船舶で、希望を叫ぶ青年と
白銀の雫を精霊と、悴む声で歌う僕を
神に授けられた栄光と正義
そして、大いなる主の愛を身体に受けて
出航を告げし、諸人となる…
青色矮星:
荒波へ繰り出そうと、冒険に高鳴る心
涙を溢しながら、歌声に己を託す少年よ
さあ!共に進もうじゃないか
湿気た顔なんて、この海に似合わないぜ?
ヘル:
幾夜と待ち侘びた、神の再臨も
君の熱意に比べてしまえば、何て事はないね
潮騒に耳を澄ませば、セラが清音を告げるだろう
Baptism『洗礼』音楽家にも必要かな?
海賊と呼ばれる男、その隣で声を張り上げたら!
青色矮星:
星雲を透過して輝く海、松明の炎も相まって
ジンビールを飲み干したら、祝杯の準備は良いか?
溟海の平和と愛する人々を称えて
君も共に、今宵は踊り明かそうじゃないか!
暁色に輝く女性にキスを、そして
ああ、楽器が弾けないのは勘弁してくれよ…
ヘル:
主の怒りがLengthenを呼び覚まし
幸福たる
夕焼けは、茜色に顔を焼け付かせ
聖餐『ユーカリスト』を望む、己は無力を知った…
青色矮星:
青く澄んだ海原に、焼け焦げた星々が落ちる
赤錆びた剣先を突き立てた、船艇には
俺の怒りを燈した、憎悪の種が蔓延るだろう
夕陽で誤魔化せると思いこんだ、裏切りと嫉妬の嵐
ヘル:
主よ、彼等の裁きが平等な物であるように
Pater Noster『我らの父よ』お救い下さい…
青色矮星:
血と肉で洗う、海の平和を守る為に掲げた腕が
奴等を追放の道へ歩ませるだろう
泣く事も赦されない、俺は嗚咽を噛み
なあ、舵を取る手すら震えるなんて、情けないぜ…
ヘル:
世界が苦難と正義の狭間に揺れ、神を厭う時
我らに何が出来るか、寂寥な心は導き出すだろう
神々が統べた慈悲と奇跡たる今
僕を航海の旅路に、引き寄せた彼を助ける為ならば!
『Joy to the earth, the Savior reigns!』
(世界に喜びを 我らを統べる救世主!)
『Let men their songs employ;』
(歌声を響かせよ。)
青色矮星:
心に差し込む一筋の光が、少年の歌声だと知った
力強く響き渡る幾千の想い、重ねた響きが
俺達が歩む航海への探求心を、平和と愛の行く末を
思い出させ、もう一度手を取って
ヘル:
何度でも、Turquoiseの海で
僕らだけの冒険を続け、生きていこう
太陽が照り付ける世界に
主は誘うだろう…
青色矮星:
ああ、期待を胸に秘めたら
涙を拭って、出航の合図をするさ!
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