第9話
前回の続き!!!!
どーやって終わろうか見失ってます笑
毎回見てくれてる人マジで感謝です!
本編へ!!!!
夜10時。外は雨。
しとしとと雨の音だけが部屋に響く。
すずは風呂上がり。いつものようにタンクトップに短パン。髪はまだ少し濡れている。
何気なくリビングに来て、ソファに腰を下ろした。
しゅんはそこで初めて気づいた。
すずの髪がほんの少し大人びて見えること。
細くなった首筋が、妙に色っぽく見えること。
そして、自分の視線が自然に追ってしまっていること。
すず「…ねぇ」
しゅん「ん?」
すず「颯くんに明日返事することにした」
しゅん「…そうか」
すず「好きな人いるからごめんって言うつもり」
しゅん「…それって」
すず「うん。……お兄ちゃんだよ」
はっきり言われたその言葉に、しゅんは何も言い返せなかった。
すず「もうやめてよ。兄の顔して誤魔化すの」
しゅん「…お前が、妹だからだ」
すず「私は…ただの妹じゃない」
そう言ってすずはそっと手を伸ばして、しゅんの手に触れる。
すず「ねぇ、ほんとにどう思ってんの?」
しゅん「…ダメに決まってるだろ」
すず「そうじゃなくて。……気持ちを聞いてるの」
しゅん「……」
黙ったまましゅんはすずの手を握り返す
しゅん「……好きだ。ずっと、抑えてきた。何度も自分に言い聞かせてきた。兄だがらって。守らなきゃいけないって」
すず「……」
しゅん「…でも今日、颯が家に来てお前がめっちゃ楽しそうに笑ってて……俺全部グチャグチャになった。」
すずは静かにその言葉を受け止めていた。
しゅん「俺じゃ、お前を幸せにできないかもしれない。傷つけるかもしれない。それでも…誰にも渡したくないって思ってしまった。」
その告白の瞬間すずはしゅんの肩にもたれた。
すず「…だったら離さないでよ」
しゅん「……」
あと1歩で触れてしまいそうになる。
でもその1歩がどうしても踏み出せなかった。
しゅん「ごめん……すず。これ以上は……」
すず「分かってる。でも、気持ちは嬉しいよ。」
すずは笑みを浮かべながら、そっとしゅんの胸に顔を埋めた。
兄妹として、ありえない想いを抱いてしまった2人。
でもその夜、愛し合ってしまった事を、心で確認した。
ここまで!!!
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