死華集『J』
神楽鳴&青色矮星
~23歳
De røde Sko
夜空に輝いたお月様
光啓のワルツを貴方は照らすのでしょう
本能に逆らって花の蜜に浸る神託に
綴る物語ページの裏にはイニシャル刻むわ
【De røde Sko】
焔の
運命的に森の奥で出会ったの
聖書の神々達、退屈すぎて信仰無くした
遠い昔に死んだ人々を騙るだけの時間
名前を付けましょ、死んだ子供達
南の星には十字架をかけて
ゼウスと言ったかイエスと言ったか
王は嘲笑う歴史の時間に、刃を振りかざした
罪人でしょうか?その通りでしょう
だから貴女は足を焼かれてしまったのです
罪人でしょうか?いいえ、違います
他の宗教においては、貴女は良い子でしょう
貴女は歪な心を砕いて、私に愛を誓った
墓標の置かれた教会裏で背徳さを祈る為に
刻まれた醜い傷跡、神に見せられぬ隣人は
無償で何を与えればいいというの?
【Natten, hvor Guds vrede gav ekko】
(神の怒りが響いた夜)
De røde Sko
こっちへ行くのはやめて帰りましょう
De røde Sko
赤い靴に身を踊らせた少女
De sorte Sko
私達の信仰は、三日月の破片に掲げるわ
De sorte Sko
貴女とワルツを踊り続ける為に
遠い場所まで来てしまった、迷子の祈りを民話に託して
遥か昔に異端の少女が紡いだ物語
De røde Sko
貴方の生贄になること辞めたいの
De røde Sko
二人きりで森の奥に潜む
De sorte Sko
語り継がれる御伽噺の中身を変えましょう
De sorte Sko
だって、私が貴女を焼き殺したから
業火が叫んだ、お前を生き飼い慣らす為に
産まれ、祈る、魔女狩り、教祖様なのか?
永遠に、愛情を、押し殺した、聡明さか?
懺悔故、お前が取り壊された罪人だ
裏切りのPandoraを開け放つ前に
少女が紡ぐ呪いを導きたまえ!
赤い、お靴がタンタン打ち鳴らす
正義を掲げた神々の迷い子に
定まらない視線で告解を捧げよう!
炎が
私達は夢のような月夜で踊るわ...
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