異世界にもぼくっ子がいた

山脇京子

兄妹


13時20分



医師「御臨終です」



◇◇◇



?「あのぉ貴方は?」



案内係「異世界への案内係です」



?「俺は、4んだって事?」



案内係「そうだね。じゃあ心の準備は良いかい?」



?「はい」



案内係「では、第ニの人生を楽しんで」



?「分かりました」





ローラ「兄さん起きて」



アレン「う…ん?」



ローラ「母がくる」



バンッ  



アマンダ「いつまで寝てんだい!さっさと起きな」



アレン「起きてるよ」



アマンダ「親に向かって、口ごたえするんじゃないよ!このバカ息子が」



バシッ 



アレン「…」



アマンダ「何だい!その目付きは?」



アレン「何でもありません」



アマンダ「ローラあんたが、しっかりアレンを起こさないからこうなるのよ」



ローラ「何で、ぼくのせいにするのさ」



アマンダ「ぼく?あんたは、女の子でしょう!私って、言いなさいってあれ程言っているでしょう」



パチーン



アマンダ「早くきなこの役立たずな兄妹が。メシだよ」



ガッと、アレンとローラの髪を掴み引きずりリビングへ連れてきた



アレンとローラが椅子に手を掛けると



アマンダ「毎回言うけどあんたたちは、床で食べるんだから座ろうとするんじゃないよ!図々しい」



アレン「いつまで、床で食べればいいのさ」



アマンダ「この家にいる間だよ。悔しいならさっさと食べて稼いできな!フンッ」



アレンとローラは、歯を食い縛りご飯を食べた



アマンダ「今日も、稼いできな。ローラ私は、買い物に行くからちゃんと父親の面倒と家事するんだよ」



アレン・ローラ「はい」



アレン「行ってきます」



ローラ「兄さん行ってらっしゃい」



アレン「ああ」



ガチャ...バタン



アマンダ「じゃ後は頼んだよ」



ローラ「はい!行ってらっしゃい母さん」



ガチャ...バタン



ローラ「何で、ぼくばっかり押し付けるんだろ。自分は、楽しんでばっかりで良いなぁ」



父親「…」



ローラ「お父さんご飯出来たよ」



父親「ローラか?いつも、すまないね」



ローラ「大丈夫だよ」



父親「母さんは?」



ローラ「出掛けてる」



父親「はぁーまたか…家の事しないで、どこをほっつき歩いているのやら」



ローラ「じゃ私は、家事するからまた後でね」



父親「すまんなローラ、家の仕事を押し付けてしまって」



ローラ「大丈夫だよ。お父さんは、ゆっくりしてて」

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