彼の恋人は影の薄いのが玉に瑕。見た目も
大人しめで上品なのに、印象が薄い。
喫茶店でも、オーダーしたモノが全て彼の
前に置かれる始末。
それでも穏やかで控えめな彼女は、
困った様に微笑んでいる。
そんな優しい彼女の両親がやってくる。
いつまでもダラダラと付き合ってはいるが
結婚話にならない事に壕を煮やしたのか。
初めの喫茶店の無視され加減で笑ったが、
彼女の両親の様子が、何かおかしい。
けれども、彼女はどこ吹く風。
タグにミステリーとあるのがよくわかる、
予想をあらぬ方向から捻られてしまう。
そして、
この作品がホラーなのだと改めてゾッと
させられる。