『2025年7月、大津波は起きなかった。』メイキング

　人とAI様 自主企画「【AI小説】隣のプロンプト、気になりませんか？ AI指示文ちょい見せ会」参加作品

　これは、自主企画への参加を目的に制作したものです。

　『ちょい見せ』ではなく『全見せ』です。

　ここでは、私が『2025年7月、大津波は起きなかった。』という物語を創作した際に使ったプロンプトを紹介します。

　プロンプト紹介を装いつつ、自主企画の宣伝も兼ねています。

　生成AIはChatGPTを使っています。

　特におすすめのプロンプトには、【☆★☆　これがおすすめ】のマークを付けています。

　プロットを考えるのはとても楽しい作業です。

　そしてそれをChatGPTと一緒に鍛えていくと、プロットが動き出します。

　他の人から見れば、ぎこちない動きかもしれません。けれど私にとっては、それで十分。脳汁が出まくります。

　なお、人とAI様が『AI先生にチート作品を執筆してもらおう！』で紹介されているプロンプトは、おそらく「番号の選択」と「はい／いいえ」だけで、これの何十倍もの成果を上げているはず。

　ストーリー構成の生成方法、それに対する評価とフィードバック、緻密な設定づくり――どれも驚異的です。

　「本当に世に出してよかったのか……？」と思うほど。でも、もう出てます。

　ちなみに、設定がガタガタだった頃に特に役立ったのが、「設定や章構成を変更しないで」という指示。

　ChatGPTの自由さを少し制限することになりますが、その分、物語はきちんと完結してくれました。

　生成AIがツールとしてより広く使われる一助になれば――そんな思いから、今回はプロンプトだけを抜粋し掲載しています。

※偶然をつな合わせ、過去を変えずに、未来を変える、タイムループをしないタイムループ的なものを目指しています。

＊＊＊＊＊　プロンプト:01　＊＊＊＊＊

　カクヨムで1週間前に自主企画「2025年7月、大津波は起きなかった。」を立ち上げたが、自分が3作品、以外の方が７作品、自主企画一覧での表示も全体の半分ぐらいでほとんど沈んでいる状態。

　ここで、自作をもう一本作りたい。

　　内容

　大津波を止めるため、自主企画「2025年7月、大津波は起きなかった。」失敗

　今この状態

　ChatGPTに相談して、その指示に従い、行動を起こし大津波を止める物語

　何故、ChatGPTが大津波を止める行動を回答できるのか？

　つくば市の高エネルギー加速器研究機構（KEK）の職員が好奇心で大型円形加速器（KEKB）によって発生しているマイクロブラックホールを通して通信する実験を行って謎のメッセージを受信できることを発見、内容をブログにこっそり公開したいた。

　この職員は世界的に有名な人でChatGPTが発現を重点的に学習している一人だった。

　この謎のメッセージは実は大津波がおきてしまった未来からのSOSだったそしてこのメッセージを学習したChatGPTに「2025年7月５日大津波を止める方法」と入力すると回避策が出力されるようになっていた。

＊＊＊＊＊　プロンプト:02　＊＊＊＊＊

　プロットをもう少し補強したい、津波の原因はどんなものが考えられる？

＊＊＊＊＊　プロンプト:03　＊＊＊＊＊

「最終操作」を行う　は　どうなる？

＊＊＊＊＊　プロンプト:04　＊＊＊＊＊

海溝の奥深くで発生した地滑りによる津波は大きくなる小さくなる？

＊＊＊＊＊　プロンプト:05　＊＊＊＊＊

　プロットをもう少し補強

　過去に行われた大型円形加速器（KEKB）の実験より発生していたマイクロブラックホールが高速な自転を行っていたことで異常な長寿命を持っていて定期的に行われていた実験により複数発生したマイクロブラックホールが一列に並びマリアナ海溝に向けて進みマリアナ海溝の崩落が斜面上で一方向に斜面の大規模崩壊を起こしそれが津波の原因になった。

「2025年7月５日大津波を止める方法」の入力で大型円形加速器（KEKB）のニュートリノビームが発生しマイクロブラックホールの進路を誘導、マリアナ海溝の崩落を分散させ大津波を防ぐ

　未来から送られたメッセージの中には圧縮された大型円形加速器（KEKB）の制御プログラム、大型円形加速器（KEKB）に侵入するためのハッキングプログラムが圧縮されておりメッセージを学習したChatGPTで生成を行うことで復元される

＊＊＊＊＊　プロンプト:06　＊＊＊＊＊

　これは起きるの？　KEKBのニュートリノビームで偏向

＊＊＊＊＊　プロンプト:07　＊＊＊＊＊

“未知の微粒子”をヒッグス粒子に変えた場合は？

＊＊＊＊＊　プロンプト:08　＊＊＊＊＊

　ヒッグスシャドウをダークヒッグスに変えたい

　物語の冒頭は主人公が毎日見る日本の太平洋沿岸各地が大津波に襲われる夢にしたい

＊＊＊＊＊　プロンプト:09　＊＊＊＊＊

　資料集にまとめて

　　☆★☆　これがおすすめ　

　　　イメージしている設定になっているか確認、違っていれば修正

　　　全然、違うこと言い出すときがあります。

　　　今回は修正なし

＊＊＊＊＊　プロンプト:10　＊＊＊＊＊

　章構成をだして

　　☆★☆　これがおすすめ

　　　イメージしている章構成になっているか確認、違っていれば修正

　　　登場人物、シチュエーションが似ていると同じことを言うことがあります。

　　　今回は修正なし

＊＊＊＊＊　プロンプト:10.5　＊＊＊＊＊

　今回は使っていないのですが、

　第1章を詳細プロットして

　　☆★☆　これがおすすめ

　　　物語を細かくコントロールできます。

＊＊＊＊＊　プロンプト:11　＊＊＊＊＊

　設定、章構成を変更しないで

　第1章　を小説風に展開して

　　☆★☆　これがおすすめ　

　　　”設定、章構成を変更しないで”を入れることで、ChatGPTが勝手に物語を良くしようとするのを防止

＊＊＊＊＊　プロンプト:11.5　＊＊＊＊＊

　今回は使っていないのですが、

　設定、章構成を変更しないで

　第1章　を小説風に丁寧に展開して

　　☆★☆　これがおすすめ　

　　　”丁寧に”で詳細に記述してくれます。

＊＊＊＊＊　プロンプト:12　＊＊＊＊＊

　設定、章構成を変更しないで

　けれどもう慣れてしまった。毎晩これを繰り返しているから。

　を

　けっして慣れることはない。日に日に、焦燥感だけが増していく

　にかえて。

＊＊＊＊＊　プロンプト:13　＊＊＊＊＊

　プロンプト:11　を　第2章～第10章まで繰り返し。

＊＊＊＊＊　手作業　＊＊＊＊＊

　全体を読んでおかしい所を修正

　肝心のChatGPTが何故指示できるのかの説明がなかったので追加することにした。

＊＊＊＊＊　プロンプト:14　＊＊＊＊＊

　次を物語に取り込みたい

　何故、ChatGPTが大津波を止める行動を回答できるのか？

　つくば市の高エネルギー加速器研究機構（KEK）の職員が好奇心で大型円形加速器（KEKB）によって発生しているマイクロブラックホールを通して通信する実験を行って謎のメッセージを受信できることを発見、内容をブログにこっそり公開したいた。

　この職員は世界的に有名な人でChatGPTが発信を重点的に学習している一人だった。

　この謎のメッセージは実は大津波がおきてしまった未来からのSOSだったそしてこのメッセージを学習したChatGPTに「2025年7月５日大津波を止める方法」と入力すると回避策が出力されるようになっていた。

＊＊＊＊＊　プロンプト:15　＊＊＊＊＊

　既存章の追加挿入シーン　第3.5章　として書き起こして

＊＊＊＊＊　プロンプト:16　＊＊＊＊＊

　第4章の入りをこの余韻に合わせて微調整して

＊＊＊＊＊　手作業　＊＊＊＊＊

　出力された本文をメモ帳にコピペ

＊＊＊＊＊　プロンプト:17　＊＊＊＊＊

　次の小説の内容を変更せずに、時制を現在、視点を2人称に直して

　　☆★☆　これがおすすめ　

　　　私は、脳汁が出た状態で読んでいるので平気なのですが

　　　時制と視点を統一することでとても読みやすくなるようです。

　　『第1章～第3.5章　本文』

＊＊＊＊＊　プロンプト:18　＊＊＊＊＊

　次の小説の内容を変更せずに、時制を現在、視点を2人称に直して

　　『第4章～第7章　本文』

＊＊＊＊＊　プロンプト:19　＊＊＊＊＊

　次の小説の内容を変更せずに、時制を現在、視点を2人称に直して

　　『第8章～第10章　本文』

＊＊＊＊＊　手作業　＊＊＊＊＊

　出力された本文をメモ帳にコピペ

　文の先頭を字下げ

　見出しの修正

　読んで不自然なところを修正

＊＊＊＊＊　出来上がり　＊＊＊＊＊

＊＊＊＊＊　気を付けていること　＊＊＊＊＊

　文字数を抑える

　　　私の場合は5000文字前後がいい感じ

　登場人物を少なくする

　

　生成された感が強い単語を避ける

　　特に何もしていない

　　例：観測者、記録、軋む、歪む、ノイズなど