第10話 愛犬
□□短歌 愛犬
両耳の
ふわふわゆれて
ボール取る
芝生の上を
駆け抜けるきみ
(ワン!)
両耳の
ふわふわはねて
ボール取る
大きくジャンプ
クローバーの上
かぜにゆれる
両耳ふわり
クローバー
タンポポのわたげ
駆け抜けるきみ
(ワン!)
ハイタッチ
疾風のごとく
ジャンプして
私の身体に
体当たりするきみ
(ワン!)
草いきれ
においをクンクン
うれしがお
朝露薫る
パトロールかな(ワン!)
口あけて
たたずむ休憩
境内で
はらはらと散る
花吹雪かな(ワン!)
遠い目で
ひとりゆく朝
寒い朝
だれもゆけない
遠い"くに"かな(ワン!)
青いそら
しろいくも散る
あそびかな
虹の国住む
いとしいきみよ(わん!)
ひろいそら
ドッグランかな
あそびけむ
犬のかたちの
白いくも流る
くるまの中
きみの気配す
昼下がり
スーパー買い物
駐車場(ワン!)
膝の上
のってほしいな
あそびたい
ほえてみてよ
無重力のきみ(ワン!)
さみしいよ
どこにいるのよ
みえないよ
いつもの居間に
きみの鈴鳴る
みえないよ
どこにいるのよ
でてきてよ
きみの鈴鳴る
不思議かな
ひざしたに
伏せしてねむる
きみだから
きっとここだね
テレビ前の席
あらためて
存在さがす
むなしさよ
胸の奥にも
いたみがはしる
あらたかな
守護犬天使の
きみだから
いつもいっしょ
まもってくれる
白いくも
守護犬天使の
きみだから
お空高くの
風になって舞う
青空や
目に
雲の白さよ
緑のこずえよ
おもちゃの好きな
きみだから
いろどりにぎやか
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