ポンコツ魔王様のダンジョン配信! ~魔王様は配信者にジョブチェンジしました。~
天乃永遠
第1話 暇人自宅(ダンジョン)警備員
ダンジョンの深い闇―――通称、深淵
そこには世界をも滅ぼす強大な力を持った魔王がいるという
魔王の存在は詳細がよく分かっておらず世間ではミステリアスな存在だとされt――
「暇だぁぁぁぁぁぁ!!……ん?なんかいたような、まぁいっか」
僕の名前はミライ。
東京第二ダンジョンを管理している魔王なのである!
さっきなんかいたが気にしないでおこう
桃色の髪に水色の瞳、低身長。それが僕だ。
さて、どっかの魔王に吹き飛ばされたナレーションだが説明をつづけよう
―――ダンジョンは
今から150年ほど前に地球に現れた
ダンジョンは命の危険があるが、地球では取れない物資が大量に眠っているこ
とがわかると、じえいたい?って人達が潜りに来た。
そして20年前、とある研究グループがドローンに魔石を組み込むことで配信が
できることを発表したらしい
この発表からバズり目的ダンジョン探索者は爆発的に増え、ダンジョン配信者
は人気の職業となったのだった。
「うぁぁぁ……」
謎の叫び声をあげながら布団を転がる
「僕も人間になってダンジョンの外に出たい!それでバズって有名なってちや
ほやされたいなぁ…。」
承認欲求?そんなの人間にしかないと思ってるの?
魔王はダンジョンから出ることはできないのである。
人には通れるが魔王には通れない結界が張られているのだ。
正直壊すこともできるけど怒られそうだからやめとこ。
「—――っ!――ー!」
「……ん?」
ダンジョンの様子を映しているモニター《ホログラム》をのぞくと、
「だ、誰かッ、だれかぁ……」
人類には到達できない深淵に人間がいた。
しかも、黒龍に追いかけられている。
(もしかして……テレポートの罠にかかったのかな?)
テレポートする罠は珍しい。
しかも、一番下の階層の深淵に飛ばされるとは……
「宝くじで三枚買って1等2等3等当たるぐらいの確率じゃん」
一生の運使い果たしてそう
「…ま、さすがにかわいそうすぎるし助けに行こっと」
―――――――――
「はぁッ、はぁッ、はは、もうダメみたい……。」
:頑張れゆあちゃん!
:耐えろ、耐えてくれ……!
:事故死配信はここですか?
:↑ふざけんな
:ああああああああ
:俺の推しが…
私―――天野ゆあはドラゴンに追いかけられていた。
やっと最近Bランク冒険者にもなれたし登録者が100万人に届きそうだったのに。
そして今日もダンジョンに向かったら罠が発動したらしく、
見たこともない場所に転送され、視聴者と相談してる間に黒竜が来たのだ。
:死なないで……!
:ダンジョン協会に通報しといた!
「さすがに逃げれないな……」
ドラゴンが口を開いた。
大量の魔力が集まっているから、ブレスを吐くつもりなんだろう。
「みんな……ごめんね。今日の配信は終わり、またね!」
私は視聴者たちに最後くらい笑って配信を切ろうとした――
はずだった。
「ちょ!そこの人間さん動かないでね!」
バキャッ!
グシャッ
「……え?」
:いやだ……!
:死なないでゆあちゃ……へ?
:黒龍潰れてるwww
:ぐっろ
:誰だれだれ!?
:味方?
:今北産業
――――――とりあえずぶん殴ったけどなんかまずかった?
さっきから女の子が僕とドラゴンを見比べている
とりあえず声掛けなくちゃ。
「大丈夫そ?」
「あ、はい……!!大丈夫です!」
よく見るとこの子すごい美少女だなー。
黒髪に紫紺の瞳。スタイルのいいからだ。整った顔
ふと、彼女の後ろにふよふよと浮いている物体があることに気づいた。
「ねぇ、それ何ー?」
「えっ?あっ……!」
彼女はソレを引き寄せて何やらいじりはじめた。
どうしたんだろう。
「すみません!配信映してしまいました……!!」
ハイシン?——配信って、あの?
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