第6話 指先の戯れと快感の調整
悠太の身体は既に無防備な状態。莉子の番だと、美咲が静かに告げた後、莉子は悠太の「制服は汚したくないから……」という言葉を思い出したかのように、優しく微笑んだ。そして、真っ先に紺色のスカートのホックに指をかけると、するりと彼女の腰から滑り落とした。床に小さく広がったスカートが、これから始まる特別な時間の始まりを告げる。
次に、白いブラウスのボタンにかけた手を、一つ、また一つと、慎重に、しかし淀みなく外していく。ボタンが外れるたびに、ブラウスの隙間から、彼女の白いインナーウェアが、少しずつ露わになっていく。可愛らしいレースとフリルが施された白の綿系のブラジャーが、Cカップの豊かさを優しく、しかし確かな存在感で包み込んでいた。ブラウスの薄い生地越しに見えていた時とは全く違う、その柔らかな膨らみが、悠太の視線を釘付けにする。
ブラウスが肩から滑り落ち、莉子の白い肌が上半身も露わになった。その首筋から肩にかけてのラインは華奢でありながら、その下に広がる胸の膨らみが、幼馴染としてのイメージを大きく覆した。莉子は、少しはにかむように微笑むと、最後にスカートの下に隠れていたショーツを、するりと足元へと脱ぎ捨てた。
莉子の身体は、悠太の目の前で、可愛らしいレースの白の綿ブラとショーツ姿となった。身長175cmのすらりとした手足に、しかし胸元には柔らかなCカップの膨らみが、レースの縁からこぼれんばかりに盛り上がっている。その姿は、これまで知っていた幼馴染の莉子とは全く異なり、悠太の心を激しく揺さぶった。莉子の白い肌が、部屋の柔らかな光を吸い込み、微かに輝いているように見えた。
「これで、いいかな?」
莉子は、悠太の目を真っ直ぐに見つめ、少し照れたように微笑んだ。その表情は、先ほどまでの大胆な発言とは裏腹に、純粋な色香を帯びていた。
莉子は、悠太の返事を待たずに、ベッドへと乗り上げてきた。彼女のすらりとした脚が、悠太の裸の太ももに触れる。ひんやりとした肌の感触が、悠太の全身に微かな電気を走らせた。彼女はそのまま、悠太の身体の上に、柔らかく身を重ねる。莉子の柔らかく、しかし弾力のあるCカップの胸が、悠太の胸板に優しく押し付けられた。レースのフリルが肌に触れる微かな刺激が、悠太の五感を覚醒させる。
「悠太、温かいね」
莉子はそう囁くと、悠太の首筋に顔を埋めた。甘い吐息が、彼の肌をくすぐる。彼女の長い髪が、悠太の肩を撫で、微かな香りが鼻腔を満たす。その愛らしい仕草は、まさに幼い頃から見慣れた莉子のそれだったが、今は全く別の意味を持っていた。
莉子の手が、悠太の胸板を撫でる。その指先が、乳首のあたりをかすめると、悠太の身体がぴくりと反応した。
「ふふ、敏感なんだね」
莉子はくすくす笑いながら、まるで小さな動物を愛でるかのように、悠太の乳首を指先で優しく摘んだ。痛みはなく、ただ甘い刺激が脳髄を駆け巡る。
彼女の顔が上がり、悠太の唇にそっと自身の唇を重ねた。それは、深く激しいキスではなく、子供が親に甘えるような、優しく、しかし情熱を秘めた口付けだった。莉子の柔らかな唇が、悠太の唇を吸い、そのたびに、甘い吐息が交じり合う。悠太は、莉子のリードに身を任せるしかなく、ただ彼女の唇の感触と、その甘い香りに意識を奪われた。
悠太は、莉子の動きに合わせて、自身の快楽は二の次で、莉子がどれだけこの状況に慣れ、そして心地よさを感じているのか、彼女の反応を細かく観察することに意識を集中した。 彼女の肌の温度、呼吸の速さ、微かな表情の変化から、彼女が何を求めているのか、どうすれば彼女を最大限に満たせるのかを思考する。
「もっと、悠太のこと、感じたいな」
莉子は、キスを中断すると、悠太の身体を優しく撫でながら、そう訴えた。その瞳には、無邪気な欲望が宿っている。彼女の手が、悠太の腹部からゆっくりと下へと滑り、彼の股間に触れた。コンドームを装着した悠太の陰茎が、彼女の柔らかな手のひらの中に収まる。莉子は、それを優しく包み込むと、そのまま上下に、ゆっくりと、しかし確実に動かし始めた。悠太は、莉子が自分に甘えてくるように、彼女の背中や腰を優しく撫で、抱きしめ返す。彼女の肌の滑らかさや柔らかさを感じ取り、彼女がより深くリラックスできるよう、呼吸や抱きしめる力を調整した。彼の指が莉子の背中を優しく辿り、彼女の肩甲骨のラインをなぞる。そのまま、腰のくびれへと滑らせ、彼女の身体が彼にぴったりと密着するように、微かな力を込めて抱きしめた。莉子の温かい肌が、悠太の身体に吸い付くような感触があった。
莉子の「もっと、悠太のこと、感じたいな」という言葉に、悠太の胸に温かいものが込み上げた。彼女の純粋な欲求に応えたい。彼の内側から、そう強く願う気持ちが湧き上がった。
悠太は、莉子の顔をそっと両手で包み込んだ。彼女の頬は、微かに熱を帯びていたが、その肌は驚くほど滑らかだった。悠太は、莉子の瞳を深く見つめる。彼女の大きな瞳は、好奇心と、彼への期待で潤んでいた。
「莉子……」
悠太は、今度は自分から、ゆっくりと莉子の唇に自身の唇を重ねた。先ほどまでの莉子からのキスとは異なり、そのキスには、彼なりのリードと、彼女への深い感謝、そして彼女を最大限に満たしたいという決意が込められていた。悠太の唇が、莉子の柔らかな唇を優しく吸い、その感触を慈しむ。彼の舌が、そっと莉子の口内へと滑り込み、彼女の舌を優しく探った。莉子の身体が、悠太のキスに応えるように、微かに震える。甘い唾液が混じり合い、口の中いっぱいに広がった。
悠太は、莉子の息遣いを注意深く感じ取っていた。彼女の呼吸が、荒く、そして熱を帯びていく。そのたびに、悠太はキスの深さや圧力を調整し、莉子が最も心地よいと感じるであろう刺激を与えようと努めた。莉子の指が、悠太の肩をぎゅっと掴んだ。その指先の微かな力は、彼女が感じる快感と興奮を、悠太に伝えていた。
キスを深める間にも、莉子の手は、悠太の股間に触れたまま、コンドームを被った彼の陰茎を優しく包み込み続けていた。その指の動きは、一定のリズムを刻み、悠太の身体の奥底に、抗いようのない熱を灯していく。悠太自身の快感も確かにあったが、それはあくまで二次的なもので、彼の意識のほとんどは、莉子がいかに気持ちよくなっているか、彼女の快感がどれだけ高まっているかに集中していた。莉子の呼吸が深くなるたびに、悠太は彼女の胸が自身の胸板に押し付けられる力を感じ取った。その圧力の変化から、彼女の興奮の度合いを測る。そして、彼の指は、莉子の腰をそっと撫で、彼女の身体が快感に身を委ねられるよう、優しく支えた。莉子の身体は、悠太の指の動きに合わせて、微かに身をよじった。
美咲と彩音は、そんな二人の様子を、静かに見守っていた。美咲の瞳には、かつての幼馴染が、男としての役割を果たそうとする姿を見守るような、複雑な感情が揺蕩っていた。彩音は、頬をさらに赤らめながらも、その視線を逸らすことなく、まるで悠太が莉子に与えている快感のメカニズムを、自身で分析しようとしているかのようだった。部屋の空気は、彼らの交じり合う吐息と、かすかな水音によって、より一層濃厚になっていく。
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