Passion Noir
Rie
― 情熱の黒いしるし ―
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髪をあげた うなじに
小さなホクロが ぽつりと咲いている
あなたは
くちづけのかわりに
そこを 舌先で ゆっくりとなぞる
やさしい
だけど 容赦がない
セクシュアルな愛撫で わたしを支配してくる
その一点だけを 時間をかけて
味わうように 慈しむように
わたしを 確かに 自分のものにしていく
声も出ないのに
からだが もう こたえている
――綺麗だ
そう囁いて
また 舐める
まるで 夜に融けるように
わたしの奥で
エクスタシーが 燃えあがってゆく
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Passion Noir Rie @riyeandtea
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