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  • 第4話: あたたかかったへの応援コメント

    今回も引き込まれるように一気に読んでしまいました。

    スィリカは異文化に取り残され、南国の熱気に戸惑い苦しんできましたが、設定上、故郷の北国の描写はできませんでした(ヴァレムの回想で雪原がでてきてましたけども)。
    だからこそ、今回の、「吹き荒れる雪の中」という光景が、すごく幻想的で美しくて…!この対比にハッとさせられました。
    そしてそこが天国を思わせる、という設定に繋げるのもまた美しいものでした。

    天国を意味する「サリュン」という言葉も、詳しい説明がないのにすっと心に入ってきて、物語の雰囲気をぐっと深めているのが本当に素敵です。
    こういうオリジナルの言葉って、説明が多すぎると少し冷めてしまうこともあり、つい慎重になっちゃいます。
    でも、ここでは世界観の奥行きを感じさせてくれて、すごく自然で大好きです。
    スィリカと故郷のみんなを隔てるのが「クレパス」だというのも、一言で雪深く厳しい世界の情景が目に浮かんで、とても印象的でした。

    そして何より、スィリカとアリョーシャの回想シーンが本当に切なくて、胸がぎゅっとなりました…。
    北の山岳地帯、それも文化的に発展してない少数民族の少女たちが、未知の「海」に憧れる無邪気な姿や、自分たちの誇りである「機織り」の技術が外の世界で通用するかもって夢を語り合う様子が、すごくキラキラしていて。
    まだ見ぬものへの憧れ。スィリカとアリョーシャが、世界に出ていき活躍する自身の未来を想像している様子が自然と浮かぶようです。
    でも、その希望に満ちた未来が、今のスィリカの現実と対比されることで、余計に悲しくてたまりませんでした。
    この何気ない会話を回想シーンとして選ばれた構成、本当にすごいなと思います。

    作者からの返信

    4話まで読んでいただきありがとうございます!とても嬉しいです!


  • 編集済

    第2話: 絹の似合わない花嫁への応援コメント

    2話も最高でした…!😭✨

    冒頭、第三人称一元視点で始まるじゃないですか。ちょっと引いたカメラで客観的な感じで始まり──

    > 彼と彼女が見ている光景は。 違うのだから。

    この一行を挟んで、ヴァレムの「俺」とスィリカの「私」、二人の一人称に切り替わる構成、本当に見事だと思いました。
    こういうの、創作好きにはたまらないですよね…!(わかります、私もやりました!)

    で、後半はガラッと視点が変わって、今度は救助隊サイド!ミラダン文化保護調査団のターン!

    今度は第三人称多元視点。

    ──素晴らしすぎるんですけど。

    あと、本当に重箱の隅をつつくオタクでごめんなさい🙏って感じなんですけど、

    ・後半パートは、途中から滑らかにイセリオの第一人称視点になって「おっ?」てなったけど、全然流れで読めちゃいました!むしろ勢いあって好きです。
    ・スィリカちゃん視点の時に、メイドさんの「お顔赤いですね、お水持ってきますね」というセリフが入ると、スィリカとメイドのいずれかが簡単な異国の言葉が理解できるのかな?というように見えるところがありました。(これも実際には、気にならなかったです。わたしが熟読しすぎました。というか一読目は気づけませんでした)

    スィリカには、彼らが肉塊に見える、という描写も素敵でした。(素敵っていうと人格疑われそうですけど)
    ほんと、細かいところまで作り込まれてるのに、説明っぽくなくてスッと情景が入ってくるの、すごすぎません…?

    読んでいる方は、気づいているでしょうか。
    このお話、たぶん1ピース千円はするデパ地下の高級ケーキみたいなやつです🍰✨
    無料だからって、ぱくぱくって三口で食べちゃったら、本当の美味しさがわからないまま終わっちゃうやつ。
    これは、ゆっくり丁寧に読まないと絶対にもったいない作品です。

    わたしのような者がいっても説得力ないかもしれないですけど、本当に、ちゃんと読む価値のある物語だと思います。



    追記

    1章を全部読みました。スィリカちゃんは、ある程度言葉がわかるのですね。失礼しました……


  • 編集済

    第1話: 燃える花嫁の肖像への応援コメント

    冒頭から引き込まれました。
    最初の情景描写はわずか一文、2行目ですぐに明かされる不穏な気配、不吉な予言とその占い師が亡くなっていることを語る二人の少女。
    なんて完璧な始まりかたなんでしょう。
    スィリカとアリョーシャの会話も、本当に短いやり取りなのに、二人の仲の良さや性格が伝わってきて、キャラクターがすぐそこにいるかのように感じられます。
    中盤、マルセドさんがもたらす「自分たちより強いヴァルニ族が先に姿を消している」という情報には、ぞくりとしました。直接的な脅威ではなく、外堀から埋められていくような静かな恐怖の描き方が本当に巧みで、物語の奥行きを感じます。

    読んだ方、気づきましたか? この情報の圧縮のしかた。無駄がひとつもないんです。
    ハードボイルド、とちょっと近しいのでしょうか。違うかも。

    ここら辺でもう、正座して読まなきゃ!ていう気分になりました。

    そして、話はすぐに少女たちの無邪気で愛おしい日常に戻ります。
    しかし、その背後にはずっと不穏な影が漂いつづけます。このコントラストもよいです。

    悲劇が迫っていると分かるからこそ、スリメの谷で花冠を作る二人の時間が一層きらきらと輝いて見えて、切なくて胸が締め付けられました。
    (これを「素敵」表現するのは、一般的な読み手の感性からはちょっとずれてるかも?ですね。「背徳感」?)

    その不吉な気配を、匂いで表現されているのも、また、いい。

    後半は息を詰めるようにして読んでいました。
    悪い結末はもちろん予想していましたが、どうせちょっとお綺麗な感じにしちゃったり、するんだろうなとあまり期待しすぎないようにしていました。

    しかし、えーと、期待通りでした。ええ、こういうのがいいんです。

    作者からの返信

    1話、2話と読んでいただきありがとうございます🙇‍♀️
    このようなコメントをいただけたのが初めてで嬉しいです。
    これからもよろしくお願いします。