第41話 新堂さんと早瀬と勉強会

そんな日常を過ごしていたある日、俺は放課後に図書室に向かっていた。保育園の迎えについては優里さん・・・お母さんが有給で休みを取ったため変わってくれるそうだ。


だから、俺は中間テストに向けて勉強をしようと図書室に向かっていた。


「今日は妹さんたちの迎えじゃないんだ?」

「母さんが休みを取ったから、今日は迎えに行くって」

「・・・中間は気合入れている?」

「テストでいい点とればバイトの許可がもらえるからな」


菊花高校はバイトについては規制はないが、テストで赤点を取った生徒は確定で禁止だ。親父から「お金のことは気にするな」と言われてはいるが、俺もバイトはしたいと考えていて、この中間と次の期末でいい点を取れば許可してもらえるのだ。


「そういうことね」

「早瀬の方はどうなんだ?」

「私は打倒九条さんよ」

「勝てるのか?」

「・・・頑張る」


今回、委員長の早瀬と一緒に勉強をする。早瀬も中学時代は頭が良くて、いつも学年全体で5位以内には必ずいたほどだ。


「図書室は静かだからゆっくりできるのよね」

「女子高生ならカフェじゃないのか?」

「誘惑が多いと集中できないでしょ」

「・・・ある意味正論だな」


実際どうなんだろうな。カフェやファミレスで勉強するのは。集中できる人もいるだろうが、俺は人の視線が合って無理だな(ちなみに作者はコ〇ダで勉強しています)。


「あれ?野上君に美琴ちゃん?」

「灯里ちゃん」


図書室に向かった俺と早瀬が出会ったのは新堂さんだった。


「2人はどうしたの?」

「図書室で勉強。新堂さんは?」

「私も部活が休みだから勉強しようっと思ってね。それとみーちゃんとゆづちゃんを待っているって感じかな」

「斎藤さんはバスケだとして、九条さんは?」

「ゆづちゃんは生徒会だって」

「もう誘われているのか」

「新入生代表で凛としていたから合っているんじゃない?」

「けど、ゆづちゃんは自分はリーダーシップはないって言っていたからね」

「・・・ないっていうか、背中で引っ張るカリスマリーダーじゃない」


そんなイメージが強いんだよな、九条さんは。


「それじゃあさ。灯里ちゃんも一緒に勉強しよ」

「いいの?」

「いいでしょ?野上君」

「別に構わないけど」


ということで俺と早瀬と新堂さんの3人で図書室で勉強をすることに。


「新堂さんは成績はどう?」

「私は中間ぐらいかな」

「俺もその辺」

「野上君は中学3年の時はめっちゃ成績いいって聞いたけど」

「噓告白された後のなにくそ根性だよ」

「「それは・・・」」


若干気まずくなったんだが・・・しょうがないだろう。あの時は見返そうという気持ちで勉強に部活動を頑張っていたからな。受験が終わった後なんてガチで燃え尽き症候群だったからな。

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