第12話 九条さんに女性が苦手なのがバレた!!

九条さんと話していた俺に真菜が突撃した後、子供たちと追いかけっこをした俺は休憩をとっていた。


「幸と真菜は何が飲みたい?」

「まなはオレンジジュース!!」

「わたしもおなじ」


ということで、オレンジジュースを買って開けてから渡した後に、自分もコーヒーを買って一緒にベンチに座って飲んだ。


「ふぅーーー」

「・・・圭太さんは大人ですね」

「どうしてそう思ったの?絵里ちゃん」

「だって、コーヒーを飲んでいる人は大人の人だと聞いたことがあったので」


・・・子供がコーヒーを飲む大人にあこがれるという話は聞いたことがあるけど、実際に言われるとき恥ずかしく感じるな。


「そんなことはないと思うけどな」

「私は飲めないわね」

「ゆづねえは飲めないんだ?」

「飲んだことはあるのよ。けど、苦すぎてね」

「俺も最初は飲めなかったけどね。いつの間にか飲めるようになったんだよな」


中学の嘘告白により、笑いものにされてからかな。


「にぃに!!わたしにもこーひー?のませて!!」

「ダメだ。真菜にはまだ早いな」

「ぶぅーー!!」

「まなちゃん。コーヒーはにがくてあまくないっておとうさんがいってたよ」

「ほんとう?」

「うん」


紗季ちゃんにコーヒーが苦くて甘くないことを教えられた真菜は駄々をこれ以上こねることはなかった。甘いのが好きだからな真菜は。


「幸もいつかは飲みたいか?」

「・・・わたしはカフェオレがいい」


そうだった。幸も甘党だったな。


「おにいちゃん。こうえんはなんじまであそべるの?」

「あと・・・2時間は遊べるよ」


腕時計を確認したところ、現在の時刻は2時。後2時間近くは遊ぶことができるな。


「飲み終わったら、皆で砂場で遊ぼうか?」

「さんせい!!」

「ゴミはどうする?」

「ゴミは俺に渡してくれ。捨てに行くからな」

「絵里ちゃんと紗季は私に渡してね」


ということで、子供たちは砂場で遊び始め、俺と九条さんは子供たちが飲み終わった空き缶を捨てに行くことにした。


「・・・野上君に1つ聞きたいことがあるんだけどいい?」

「いいけど、どうしたの?」


九条さんからの質問は俺を驚かせるのに十分だった。


「もしかして・・・女性が苦手かしら?」

「なっ!?・・・どうして分かった!?」

「気になっていたのよ。ずっと私と目を合わさないようにしていたから」

「あっ・・・」


そういえば、彼女と話しているときも、子供たちのほうを見ていたし(妹たちがケガしないかハラハラしていたからここでバレることはないだろう)、最初の挨拶の時かな。


「最初の挨拶から、ずっと私の上を見ていて話していたからさすがに気づくわよ」

「それは・・・」

「で、どうなの?」

「・・・・・その通りです」

「詳しく聞かせてもらってもいいかしら」


なぜか、俺が女性が苦手になった理由を彼女に話すことになるとはだれが想像できるのだろうか?



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