第18話 タウンリーダー ウカン
「よく来たチャレンジャーよ!」
タウンリーダーのウカンさんが威厳たっぷりに挨拶してきた。
白髪に長い髭を編んでいる、初老の爺さんがウカンさん。
タウンリーダーとしてもベテランで、この道30年だったか……。
「今日はよろしくお願いします」
俺はメガネをクイッと持ち上げて挨拶を行う。
最近始めた戦闘前のルーティンである。
「うむ、形式は2対2のシングルバトル。入れ替えは互いに無しだ」
形式はトレーナーランク1の時と同じ。
違うのは相手のレベルがマックス25ということ。
普通に戦えばレベル差で負ける相手ではない。
「では対戦よろしくお願いします」
「うむ、よろしく」
俺の先発はいつも通りビーちゃん。
対するウカンさんはモグラモンスターのコモム。
先程蝋やローションを流し込まれた個体だっか、それとも仲間がやられたからか、怒りがひしひしと伝わってくる。
「バトル開始!」
審判の合図で、俺はビーちゃんに素早く指示を出す。
「ビーちゃんキャンドルウェーブ!」
「蝋まみれになっちゃえ!」
体から溶け出した大量の蝋が津波となってモグラモンスターに襲いかかる。
「穴を掘って回避!」
モグラモンスターはウカンさんの指示で穴を掘って回避する。
フィールド全体は蝋まみれである。
「ビーちゃん蜂蜜ドーピングでパワーアップ」
「はいはーい!」
蜂蜜でドーピングしたビーちゃんの体に力が巡る。
蝋のドレスで体型は変わってないが、動きが良くなったように思える。
「コモム! 岩飛ばし!」
地面から出てきたモグラモンスターが岩を飛ばしてくるが、飛行しているビーちゃんはそれを華麗に回避する。
「よし、毒針!」
ビーちゃんのお尻の針が高速で射出され、地面から顔を出していたモグラモンスターに直撃する。
進化したことで毒が強力になったのか、それとも10レベル以上のレベル差があったからか、モグラモンスターは泡を吹いて気絶してしまった。
「コモム……よくやった」
ウカンさんはモグラモンスターを抱きかかえると、エースのニョローンというミミズモンスターを出してきた。
「フィールドを戻させてもらう。ニョローン! 土壌改善!」
ウカンさんの指示で、ミミズモンスターが動き始めると、地面が揺れ始め、ボコボコと盛り上がり、蝋まみれだったフィールドが畑みたいに耕された。
「ニョローンは農業従事者にとって神様の様なモンスター。豊作の力で圧倒するぞ! ニョローン! 白濁液射出!」
ミミズモンスターは体がボコボコっと膨らむと、勢いよく白い液体を水鉄砲の様に発射してきた。
「ビーちゃん回避!」
「キャ!」
避けきれなかったビーちゃんに白濁液がかかると、蝋の服部分が溶けて、肌が露出される。
ビーちゃんはたまらず胸と陰部を手で隠す。
「うちのニョローンは酸性の液体を飛ばして体の表面を溶かす。当たれば強烈な痛みに襲われるぞ!」
「うーん、ビーちゃんとは相性が悪い。ビーちゃん戻ろうか」
「はーい」
ビーちゃんは戦闘不能扱いで戻ってもらい、俺はオナホ妖精のリーちゃんに出撃してもらう。
「出番ね!」
リーちゃんもやる気満々。
「よし、リーちゃん体中にローションを塗りたくれ」
「ええ! ……え!? ここでローションプレイ!?」
「いいから勝つためにやって!」
「し、しょうがないわね」
身体中をローションまみれにするリーちゃん。
すかさずミミズモンスターが白濁液をかけてくるが、リーちゃんのローションは弱アルカリ性。
ミミズモンスターの白濁液の酸性と中和して無力化することができる。
「よし、リーちゃんウォーターボール!」
「いっけぇ!」
ドボンと水の塊をぶつけられたミミズモンスターは吹き飛ばされてビチビチと跳ねているが、苦しそうにしている。
どうやら水が弱点だったらしい。
「参った。これ以上は友モンを傷つけるだけだ」
勝負あり。
俺達の勝ちでタウンリーダーとのバトルは幕を下ろした。
アイ·ファック·モンスター18禁 星野林 @yukkurireisa
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