かつては人々に信頼される探偵だったけれど、老衰で亡くなってしまった主人公。
幽霊になった後、事務所を継ぐことになった孫のマキノを見守るものの、いきなり不可解な依頼が舞い込んできて、マキノはかつてないトラブルに巻き込まれることに。
幽霊の視点で描かれる孫のマキノと依頼人の少女の冒険は、どこか不思議な雰囲気もあり、先の読めないわくわく感もあります。
読み進めるほどに現実と幻想の狭間にあるような独特の世界観に気づけば引き込まれているはず。
乾いているようでどこか優しくもある物語、続きも楽しみにしています。