2002年の『ルビー・サファイア』発売当時からの実体験に基づいたノスタルジーが色濃く、読者の共感を誘う構成だ。かつてポケモンを卒業した主人公が、リメイク版『オメガルビー・アルファサファイア』を機に、学園のアイドルである生徒会長・我部理亜栖の「秘密の趣味」を知る展開が面白い。現実の対戦理論サイトなどの要素も絡め、リアルなゲーム文化と学園ラブコメを融合させた一作である。
完璧なヒロインが隠し持つ「ギャップのある趣味」に魅力を感じる層。ゲーム要素と日常が交差する、親しみやすい雰囲気の物語を求める読者におすすめできる。