砂時計のプリズム
Rie
―砕ける光、消えゆく時―
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砂は静かに落ちてゆく、
時の狭間で輝きを放ち、
プリズムの光が細く裂けて、
あなたの影に色彩を落とす。
手を伸ばせば届きそうで、
でもすり抜ける砂のように、
触れぬまま胸は震え、
溶けてゆく欲望のかけら。
ひと粒、またひと粒、
熱と儚さを映しながら、
光は裂けて揺らぎ、
時は静かに消えゆく。
わたしたちはただ息をひそめ、
砂と光の狭間で溶け合った。
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砂時計のプリズム Rie @riyeandtea
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