第3話 悪くはないさ

「どっこいしょ・・・」

ドスンと、お前が身体を預ける。


「お、おいっ・・・」

戸惑いながらも俺はくすぐっい笑みを浮かべる。


いつもの風景。

俺のお気に入りだ。


お前が死んで三年がたった。

寂しさに耐え切れなくなった俺は。


AIロボットを購入した。

得意な株式投資で儲かっていたからもあるが。


数年前よりも遥かに安価になったし。

思い切って注文したんだ。


想像以上に。

彼女は魅力的で。


出会った頃の。

お前、そっくりで。


俺は。

胸をときめかせたんだ。


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