第2話 トンネルへ
こうして明と二人で海に行くことになったのだが、、、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「このむねぇ〜を切り分けてぇ〜」
「うっせんだよ!さっきからお前は!!」
「何よ、人が気持ちよく歌ってるのに。」
「何よじゃねぇんだよ!お前歌下手なくせに声だけデケェんだから運転に集中してるこっちの身にもなれよ!」
「じゃかぁし!!怖がりなお前の為にわざわざ着いてきてやってんのに何を言い出すかと思えば人様の歌声にケツつけないでもらえる!」
「それを言うならケチな!誰がお前なんかにケツつけんだよ!!」
「何を言うてまんの〜、楽しいドライブが台無しじゃない〜」
「お前のせいだよ!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(今度からはこいつ以外に頼もう)、そう決意したのであった。
それからトンネルに入り和気あいあい?とした空気が流れ明が俺にこんな話をぶっ込んだ。
「なぁトンネルの中なんだしさ、そろそろいいかな?」
「お前下ろすぞ」
「そういんじゃないのよ、怖話していいか?」
「おーい、運転手はビビりなんだ、ここで話したら俺たちが怖話の内容になるぞ〜」
「そうだなぁ、こんなのどうだ?温泉に浸かってたら急に風呂の中から人の顔が浮き出てくるとか。」
「おい、お前飛び降りろ、降りたら引いてやるから。」
「まぁ最後まで聞けって、その男が『大丈夫ですか?!』って声掛けて助けに入ったんだけど誰もいなかったんだよ。」
「何それ怖。」
「怖話だからね。」
「それから風呂から出てロッカーを開けようとすると鍵をかけたはずなのに空いてたんだよ。」
「それから?」
「ビビりなくせに真面目に聞くんかい。」
「いいだろ別に?続き話してくれよ。」
「まぁいいや、んで開けっぱにしたかなって思いつつ牛乳を飲んだんだよ。で、飲んでる時に口の中に何か違和感があったんだよ、何かなって見たら爪が入ってたんだよ。」
「え?なんで、フルーツ牛乳じゃないの?」
「ツッコムとこおかしくない?」
「だってそうだろ、フルーツ牛乳の方が美味いよ。」
「お前わかってねぇな一番美味いのはコーヒー牛乳だって相場が決まってんだよ。」
「で?オチは?」
「急に話変えるやんこいつ、それから気味が悪くなって帰ろうとして車に戻ろうとしたんね。その時気づいちゃったんだよ。」
「な、何を?」
「そこの温泉、工事して通れなかった道の中にあるとこにあったんだよ。」
「怖」
「怖話だからね、ちなみに全部俺が考えた話だからね。」
「なんだよ、ビビらせんなよ〜。てか、その話って前にもしなかったけ?」
「そうか?お前の前で怖話するといつも逃げてくら覚えてないわ。」
「そうか、、、」
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ここまで読んでくれた皆様本当にありがとうございます!
続きも作成中なのでよろしければぜひご覧になってください!!
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