ネタバレは多分無し
文章が小気味いい
誤字脱字、誤植をまだ見つけられない
何度も読み返して脳内修正する必要が無く、サクサク読める
個々のキャラクター性も当時を彷彿とさせる「ああ、こういう子居たな」という感じ
身近に居たからか会話がすんなりと自分に馴染み、バブル期前後を思い出してあの鬱屈とした感覚が蘇り懐かしむ事が出来る
無駄な時期もバッサリ切っておりダラダラしい箇所が無い上に時系列がしっかりしていて読み手を混乱させない
ただ惜しいのが、この手の話はどこかで見た事があり残念ながらこれでは幻冬舎の公募で落選するのは仕方ないなと感じた
作者の意図もパンチの効いた文章も好きで他の作品も読もうと決めたが、それだけは惜しい
あと、タイトルが純文学ではなくラノベ寄りのものだと感じ、そこも残念な部分
余談1 個人的に幻冬舎は啓発本や有頂天家族のような映像化や舞台向けの作品に強い気がする
余談2 似たような、というのは例えばドラマの天国に一番近い男の過去に戻り過去の自分の失敗を修正させようとする回等に特に似ていると感じた
他にも似たものが幾つか思い浮かぶ
ダラダラ書いたが、作者の他の作品にも期待が持てる
当作も他の作品も含めこれからも読ませてもらいたいので、楽しみにしたい
駄文の感想でお目汚しをしたのであれば謝りたい
ガチの就職氷河期世代、クリーンヒット組としてすごく戻りたい時代というものを思い出した。
私もこういうことが出来ていれば、ああいうことを考えていればと思いつつ、今を静かに後悔している。
その思いを伝えてくれる作品に巡り合えたことを感謝するとともに、ロストジェネ―ション世代として妄想するのは、そんなに自己責任という言葉が好きなら今の企業の就職に人材が来ないことも自己責任だし、外国人雇用枠を使って、働きたい日本人を雇用しない。
そして何でもかんでも新卒優先、氷河期組は企業でも冷遇されているような今の環境は変えなければダメだ。
そう、訴えているような思いを感じる。これは現代ファンタジーという名の文学作品といってもいい